女性層向けカラーコンタクトレンズ・コスメECサイト
オンライン決済「Paidy」導入
カラーコンタクトレンズ通販サイト「Luvlit(ラブリット)」は、T-Gardenが運営する独自ドメインサイトだ。同社は、渋谷に本社を置き、「女性がHappyに暮らせる毎日を創ります。」をミッションに、カラーコンタクトレンズのほか、コスメやヘアケア製品、生活雑貨などを企画開発している。カラーコンタクトレンズは主力事業のひとつでもあり、量販店の同部門では、1、2を争うポジションだ。
「ユーザーは、10代後半~30代半ばまでのいわゆるF1層で、100%といっていいくらいスマホから購入されています。主力商品はモデルやアーティストがプロデュースした、カラーコンタクトレンズやコスメです」(Luvlit ディレクター 野澤晃泰さん)
EC事業は6年ほど前から、独自サイトのほか、楽天市場、Amazon.co.jp、DeNAショッピングにも出店している。楽天市場が、前年比150%の勢いで売上を伸ばしていることから、モールの強さを感じているところでもあるが、独自サイトは、メーカーが運営する「公式サイト」の役割を持つ重要な存在だ。
「独自サイトでは、決済手段は、クレジットカード、代引き、コンビニ決済、キャリア決済を導入していました。3割ほどを占めていたコンビニ決済は、受付番号を発行して事前にお支払いいただく仕組みですが、支払いの期限切れになり、キャンセルされてしまうことが多かった。そんななか、懇意にしている企業様から『Paidy(ペイディー)』を導入し、成果につながっているとご紹介いただきました」
Paidyは、メールアドレスと電話番号を入力すると、スマートフォンにSMSで4桁のコードが飛び、それを入力すると決済ができるオンラインのサービス。クレジットカードもIDやパスワードも必要ない。支払いは前月の分をまとめて、翌月10日までにコンビニで後払いする仕組みで、分割払いも可能になっている。ユーザーからすれば、クレジットカードを持たずに、クレジットカードのような支払いサイトでショッピングができるわけだ。すでに、SHOPLIST.com、夢展望、fifthなど、F1層をメインターゲットにしたサイトが導入している。
「導入の際、後払いサービスと比較しましたが、Paidyは決済手数料が安かったので導入を決めました。懸念点としては、まだそれほど認知されていない新しいサービスなので、ユーザーが戸惑わないかということ。Paidyさんがキャッシュバックキャンペーンを行ってくれたり、サイトでも新しい決済であることを押すなど、工夫しました。結果として、ユーザーからとくに問い合わせもなく、いまでは代引きに迫る勢いで利用されています。新規ユーザーも、既存ユーザーも、どちらにも利用されていますね」
導入後3ヶ月で、クレジットカード35%、代引き25%、Paidy20%、コンビニ15%、キャリア5%という割合になっている。代引き、コンビニ決済の際に手数料がかかることを考慮に入れても、Paidyは飛躍的に伸びていると言えるだろう。