ECサイトを新規でつくろうと思ったら
こんにちは、アラタナの揚松です。
私は、株式会社アラタナにて、ネットショップを構築する際のプランナーとして、100サイト以上のサイト構築に携わっています。その中で経験した成功、失敗事例をもとに、ECサイトを構築する上でのポイントをお伝えします。
昨今、「ECサイトを作ろう!」と思い立つ場合、以下の2パターンがあるのではないでしょうか。
- ECサイトの新規立ち上げ
- ECサイトの運用をしていて、リニューアルを検討
それぞれのパターンで、気をつけるべきポイントも大きく変わってきますが、今回は、「ECサイトの新規立ち上げ」にフォーカスして、お話ししていきます。
自社ECサイトの特徴、モールと比較しておさらい
ECサイトを作ると言っても、楽天市場などのショッピングモールもあれば、さまざまなカートシステムがあり、どのシステムを利用すればいいのか迷う人も多いでしょう。
ECサイト構築のシステムを大きく分けると、以下2つに分かれます。
- モール型(楽天市場、Yahoo!ショッピング等)
- 自社サイト型(自社独自のドメインでのECサイト)
1.モール型(楽天市場、Yahoo!ショッピング等)
モール型に関しては、実在するショッピングモールをイメージしていただければわかりやすいかと思います。
メリット
お客様は、モールに行くことがひとつの目的となるため、集客力が強くなります。
デメリット
出店するにあたって、手数料発生することや、モール全体のルールに従うことが必要となり、モール出店企業と競合にある場合は、価格競争に追い込まれる可能性が高くなります。
たとえば、同じ商品を扱っている店舗が複数ある場合、他店舗との違いを表現しづらく、どうしても価格での競争になってしまいがちです。
2.自社サイト型(自社独自のドメインでのECサイト)
一方、自社サイト型に関しては、モール型と違い、自社の店舗を路面に立ち上げるイメージです。
メリット
集客については独自に取り組み、お客様には自店舗を目指してきていただくことが必要となるため、難易度は高くなります。
デメリット
フェーズに合わせた増改築が可能となるため、オリジナリティあふれる店舗を構築することができます。個性を活かして、お客様への訴求ができることが特徴です。
以上踏まえ、自社サイト型のECサイト構築を選択する場合、以下の流れに添って構築を進めていくことになります。
次ページから、それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。