総合ショッピングサイト「au PAY マーケット」を運営するauコマース&ライフは、10歳以下の子育て世帯を対象に、「2025年度の消費意向」と「子育て世帯の買い物意識」に関する調査を実施した。

2025年度買い物動向の詳細
2024年の通販平均支出額は11万6,101円、2025年は節約志向が強まる傾向
2024年の通販利用者の年間平均支出額は11万6,101円(男性13万6,119円、女性9万6,083円)だった。2025年は物価高の影響などから、消費額を「減らしたい」と考える人が「増やしたい」と考える人の約2倍となり、節約志向が強まることが分かった。


2025年度に支出を増やしたいのは「旅行」「投資」「飲食」 減らしたいのは「飲食」「ファッション」「趣味」
2025年度に支出を増やしたいカテゴリについては、「旅行・レジャー」「投資」「飲食」への支出を増やしたいという意見が上位を占め、「コト消費」への関心が高まっていることがうかがえる。
一方で、食品価格の上昇が家計に影響を及ぼし、「飲食」への支出を減らしたいと考える人が最多に。続いて「ファッション」「趣味」となった。趣味の分野では、無料コンテンツの充実やデジタルサービスの活用が、趣味への支出を抑える要因につながっていると考えられる。


2025年の買い物のキーワードは「ポイ活」 情報過多による“ポイ活迷子”も増加
「ポイントをためる/活用する(ポイ活)」が買い物の際に意識したいことの1位となった。しかし、ポイ活に関する情報の多さから「アプリやサイトが多すぎて管理が大変」「ポイ活関連の情報が多く、正解が分からない」といった声も多く、“ポイ活迷子”の増加が課題となっている。
2位は「節約/コストパフォーマンス」で、消費者の間でお得に買い物をする意識が一層高まっていることがうかがえる。


2025年度再注目のセールは「ブラックフライデー」
活用/注目したいセールやキャンペーンとして、もっとも回答が多かったのが「ブラックフライデー」。次いで「ECモール独自セール」「決算セール」が続いた。消費者の節約志向が高まるなか、ECモールへの期待が強まっていることがうかがえる。

子育て世帯の買い物意識
子育て世帯の課題は「出費がかさむ」「買い物の負担増」 買い物時間は年間で平均約82時間増
子育て世帯が大変だと感じることの2位に「家計管理・子育てでの出費」、4位に「日々の買い物や家事」がランクイン。約3割が「子どもが生まれた後で買い物に費やす時間が増えた」と回答し、年間平均81.6時間増加していることが判明した。



子ども関連商品の通販利用率は8割超、理由は「ポイント活用」「実店舗よりも安価」「時短」
8割以上が子ども関連商品を通販で購入しており、理由として「ポイントをためたり活用できるから」「実店舗よりも価格が安価だから」「時短で買い物ができるから」が上位に挙げられた。特に、育児中の保護者にとって、効率の良さが通販利用の大きな要因となっている。


子連れの買い物で困ることは「余計な出費が増える」「買い物に集中できない」「おもちゃやお菓子をねだられる」
子連れ買い物時の悩みとして、「余計な出費が増える」「買い物に集中できない」「おもちゃやお菓子をねだられる」が上位に。買い物ストレスを軽減するため、事前にオンライン購入するなどの工夫が求められる。

育児関連商品の情報収集源は「通販サイト」「口コミ・レビュー」「WEBメディア」
育児関連商品の情報収集元としては「通販サイト内の情報」「口コミ・レビュー」「WEBメディア」が上位となり、購入ページに近い情報の重要性が高まっている。企業側は、商品ページの情報充実やレビュー活用が消費者から求められていることがうかがえる。

調査概要
- 調査実施日:2025年2月10日~2月14日
- 調査対象:10歳以下の子どもを持つ30代~50代の男女
- 有効回答数:600名
- 調査方法:WEBアンケート方式