ECzineは、2025年2月4日(火)にリアルとオンラインのハイブリッド型無料カンファレンス「ECzine Day 2025 Winter」を開催する。「売れ続ける小売・ECビジネスの共通項」をテーマとした本イベントは、BEAMSや花王、イオンネクスト、アデリアレトロ(石塚硝子)、カリモク家具などが登壇。CRM施策やPtoCでのアプローチ、SNSコミュニケーションといった幅広い内容のセッションを用意している。
事前登録受付は2024年1月31日13時に終了したものの、リアル参加は若干名募集を再開、オンラインも参加枠を新たに追加した。会場で3つ以上のセッションを聴講した参加者限定で、翔泳社の書籍やカレンダー、仕事のお供として役立つグッズなどが当たる抽選会も実施予定だ。なお、リアル会場への入場は事前登録者が優先となっている。
本イベントは、AとBの2トラック開催となっている。ここでは、当日開催されるセッションのうちAトラックの内容を紹介する。そのほか、詳細は「ECzine Day 2025 Winter」イベントサイトの「タイムテーブル」から確認が可能だ。
ECzine Day 2025 Winter Aトラックセッションのご紹介
A-1:13:00~13:30
- セッション名:アデリアレトロ・カリモク家具に聞くSNSを活用した新規・ファンへのアプローチ術 若手SNS担当の感性が光る仕掛けとは?
- 登壇者:フリーランス・元石塚硝子社員 アデリアレトロ開発メンバー(アデリアレトロSNS/イベント企画など) 桐本夏希氏/カリモク家具株式会社 事業開発本部 事業開発部 プロモーション課 朝岡有葉氏/株式会社翔泳社 ECzine編集部 藤井有生
Instagramを通じて、ブランドの魅力の発信や顧客とのコミュニケーションに力を入れているアデリアレトロとカリモク家具。2ブランドの特徴は、若手SNS担当者が自社の個性を生かした運用を行っている点にある。どのような施策によってファンを増やしているのだろうか。実際に行われた施策とその成果、SNSの運用体制が語られる。
A-2:13:45~14:15
- セッション名:【EC担当者必見】話題のインスタ本著者が語る!効果を出すSNS・メールマーケティングの施策を、最新調査結果と合わせて大公開
- 登壇者:ユミルリンク株式会社 マーケティング本部 五月女翔氏/株式会社ROC 代表取締役 坂本翔氏
A-1とあわせてチェックしておきたいのが本セッションだ。地道な運用が功を奏するSNSやメルマガ運用。一つひとつの施策でしっかりと手応えを得たい、効果を積み重ねて大きく飛躍したいと考える人も多いだろう。そこで『Instagramでビジネスを変える最強の思考法』(技術評論社)の著者 坂本氏とユミルリンクの五月女氏が、購買行動につながる施策や訴求のコツ、ツールの活用方法などを紹介する。
A-3:14:30~15:00
- セッション名:たった1ヶ月でリピート売上2倍に! LTVが激増する“CRM成功の鉄板シナリオ”とは?
- 登壇者:株式会社ファブリカコミュニケーションズ アクションリンク プロダクト責任者 中村隆嗣氏
ライバル企業が年々増加する中、新規流入だけに頼ったEC運営では、いずれ売上成長の踊り場を迎える。とはいえ、2回目、3回目とリピート購入を促すのは容易ではない。どうすれば、顧客との関係を築きファンを創出できるのだろうか。その疑問に答えるのが本セッションだ。著名な自社ECサイトのCRM事例からリピーターを増やす具体的な方法を解説する。
A-4:15:15~15:45
- セッション名:花王「est(エスト)」に学ぶお得感+αの価値を生む発想力 進化型サブスク「est Skin Athlete Gym」誕生の裏側
- 登壇者:花王株式会社 化粧品事業部門 プレステージビジネスグループ estブランドマネジャー 清原麻紀子氏
定期便などのサブスクサービスが、クーポンの配布といったお得感の訴求のみにとどまっていないだろうか。ロイヤル顧客を育成するには、自社ならではの体験設計が欠かせない。その具体的な方法を、2024年4月に“進化型サブスク”を発表した花王「est(エスト)」が解説。プロジェクトの立ち上げ背景や提供価値を共有する。
A-5:16:00~16:30
- セッション名:UGC × AIパーソナライズでファンを魅了するサイト作りを実現!ワンタグで既存サイトをSNS化する最新事例を紹介します!
- 登壇者:株式会社visumo 代表取締役社長 井上純氏
買い物をする際、InstagramなどのSNSで情報収集したり、レビューを確認したりしてから購入する人も多いはずだ。それほど、UGCは購買意欲を大きく左右する要素だといえる。本セッションでは、そんなUGCをパーソナライズしてレコメンドする施策をはじめ、自社ECサイトのアップデート術を事例とともに解説する。
A-6:16:45~17:15
- セッション名:【A会場にて開催!】ECzine編集部が解説 2024年ヒット記事から見える2025年のトレンド
- 登壇者:株式会社翔泳社 ECzine編集部 木原 静香/藤井有生
2024年、ECzineでは253本の記事を制作・公開した。AI活用、顧客体験の進化、越境ECの成功事例、ソーシャルコマースなど、様々なテーマのヒット記事が生まれている。そこで、今回は編集部の特別企画を実施。著名なブランドはもちろん、地方・中小事業者にも取材し、日々ノウハウを蓄積している編集部と意見交換が可能な場を設ける予定だ。
A-7:17:30~18:00
- セッション名:クレカ情報盗用・ボット不正利用を防ぐには 売上とブランド価値を守る最新トレンド
- 登壇者:アカマイ・テクノロジーズ合同会社 シニア・ソリューション・エンジニア 今井雅晴氏
昨今多発しているセキュリティトラブル。顧客の個人情報を管理しているEC事業者にとって、対策の強化は急務といえるだろう。しかし、具体的に何から始めれば良いかわからない人もいるはずだ。本セッションでは、クレジットカードの盗用や商品の買い占め、在庫・価格情報の不正取得など、ボットによる最新の脅威とそれらに対応する防御手段を紹介する。
A-8:18:15~18:45
- セッション名:【伴大二郎氏・逸見光次郎氏 特別対談】 本当のロイヤル顧客を見つけるには 日系企業に必要な視点
- 登壇者:株式会社ヤプリ 専門役員 Executive Specialist・株式会社顧客時間 Chief CX Strategist・合同会社 db-lab 代表 CEO 伴大二郎氏/CaTラボ 代表・オムニチャネルコンサルタント・日本オムニチャネル協会理事 ほか 逸見光次郎氏/株式会社翔泳社 ECzine編集部 藤井有生
多様なブランドや商品が生まれては消えている今の時代、小手先のアプローチ策では顧客の目にはとまらない。そんな中で、選ばれる理由を創出するにはどうすれば良いのか。どうすればロイヤル顧客を育成できるのか。小売のCXやオムニチャネルの最前線を追う伴大二郎氏、逸見光次郎氏が、LTVを軸に日本のEC・小売に必要な視点を語る。