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ロジスティードとSOMPOが提携　業務効率化や事故防止など物流業界の2024年問題解決に向け対応

2023/06/08 18:30

　ロジスティードと、損害保険ジャパンおよびSOMPOリスクマネジメントが、2023年4月より提携を開始した。ロジスティードグループが展開するデジタルプラットフォーム「SSCV」を活用し、物流業界の2024年問題へ対応していく。

　ロジスティードグループは、ESG経営に向けて「強靭で持続可能な物流サービスの構築・進化」「協創による新たな価値の創出」などを注力分野として掲げ、ドライバー不足や2024年問題などへの対応を進めている。

　また、SOMPOグループは、保険事業にとどまることなく、様々な方面で協創を拡大している。

　3社は、今回の提携を通してそれぞれのノウハウや顧客基盤を持ち寄り、できるだけ多くの輸送事業者に提供することで、デジタル化による業務効率化やヒヤリハットの撲滅による事故ゼロを支援。輸送事業者の経営支援と持続可能な物流の実現を目指す。

　2024年問題への対応として、2024年4月までにデジタルを活用した業務効率化、トラックドライバーが健康で安全に業務できる労働管理体制の構築、交通事故の防止などの対策が求められている。

　一方で、日本の輸送業界は従業員50名以下の中小規模な事業者が約90％を占めており、短期間にこれらの対策に取り組むには限界がある。

　ロジスティードはこうした物流現場の課題やニーズに対応するため、SSCVを開発し、自社の事業で利用しながら機能改善・向上を図ってきた。小規模な輸送事業者でもSSCVの導入により、短期間で必要な対策が実施できるとのこと。

　SSCVは、3つのソリューションで輸送事業者をサポートするデジタルプラットフォーム。トラックドライバーの安全確保・業務効率化・法令遵守・持続可能な経営などを、デジタルテクノロジーとオープンな協創、物流会社の知見によって解決する。

　受発注管理・配車管理・運行管理・会計管理・労務管理・調達管理といった事務処理やコンプライアンス強化への取組みなど、輸送事業者が抱える業務課題をテクノロジーの力で解決する、輸送業務支援ソリューション。

　ドライバーの運行前後および運行中の生体データと、ドライブレコーダや車両の挙動などから取得した運転データをAIで分析。独自に開発した事故リスク予測アルゴリズムとテクノロジーを組み合わせて、ドライバー自身が気づくことのできない「疲労」や「ストレス」を可視化する安全運行管理ソリューション。

　車の調達から買取りまでを支援する車両の一元管理と、IoT技術・ビッグデータを活用した予防診断で、車のライフサイクルをサポートする車両管理支援サービス。計画的な予防整備により、車両故障に起因する事故や修理費用およびロスコストを低減する。

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この記事の著者: ECzine編集部（イーシージンヘンシュウブ）

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