サイト内検索データをお悩み解決や販促アイデアにも活用
ECサイト内での検索結果のデータ分析を行うことは、サイト運営にとっても有益なことだ。ユーザビリティを向上させるほか、販促にも活用できる。
大井(ZETA) たとえば今なら、骨格診断によって「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」といったタイプ分けをすることが流行っており、「骨格ストレート」「骨格ウェーブ」といったキーワードが、アパレルECサイトでは頻繁に検索されるようになっています。このように流行りの検索キーワードをキャッチし、それにあわせてご提案するようなランディングページを迅速に作っていくことも売上アップには有効かと思います。
森下(エドウイン) 2020年11月にECサイトを大幅にリニューアルしました。メイン商材がジーンズであることもあり、リピーターのお客様の大半は購入頻度が1〜2シーズンに一度となっています。久しぶりにサイトをご利用になった方は、サイト内の構成が変わっており困惑されるかもしれません。頻繁に検索されるキーワードに合わせてFAQや特集ページを作成し、お客様が求めている情報をご案内できるよう対応をしていけたら良いと思います。
アパレルECサイトにおけるユーザーの悩みのひとつが「サイズが自分に合うかわからない」だ。頻繁に利用しているブランドならまだしも、新規で利用する場合は「Mサイズ」などと表記されていても、必ずしもしっくりくるとは限らないのが悩みどころだろう。ウエスト、ヒップ、丈など、気になるポイントが多数あるジーンズであればなおさらだが、その解決策もZETAでは用意していると言う。
出張(ZETA) たとえば身長175cmの方の「ぴったりだった」とのレビューが商品詳細ページに掲載されていることは、お客様にとっても有益で、サイズ感への不安を払拭する施策のひとつになるかと思います。まして、店舗に足を運ぶことができなくなる状況がいつ訪れるかわからない世の中です。商品を手に取って確かめたり試着したりすることが難しい場合にも、レビューはお役に立つのではないでしょうか。当社が提供するレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」では、収集したお客様の声がきちんとサイト内検索からもヒットする仕組みになっており、将来的にはこちらもご活用いただけるのではないかと考えています。
このようにECサイトのユーザビリティ改善施策にもさまざまあるが、2022年度の最優先施策はOMOの推進だ。
森下(エドウイン) 今期中に、ECサイトへの店舗在庫表示から店舗取り置きまで実現したいところです。最近では多くの方がECに慣れ敷居が下がりましたが、住所などの個人情報を入力し会員登録して購入するのには、まだまだ抵抗を覚える方もいらっしゃると思います。それに対し、店舗でスタッフが直接接客し、「会員登録をしていただくとポイントが貯まりますよ」といった案内をさせていただくと、会員登録のハードルが下がることがわかっています。店舗から助けてもらっている分、ECサイトからも店舗に送客して貢献するなど、OMOの仕組みは早めに実現したいと考えています。
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