検索結果表示速度が22.8%改善! 販促で流入増加時もCV率上昇
導入により、どのような成果につながったのだろうか。検索結果ページの切り替えを行った2021年11月1日〜2022年3月31日の5ヵ月間と前年同期間で比較してもらった。
森下(エドウイン) 検索結果ページの表示速度が22.8%改善され、検索結果ページの表示回数は11%増加しています。また、キャンペーン施策の強化などを含めたサイト全体での成果ではありますが、コンバージョン率が約35%アップしています。「ZETA SEARCH」導入により検索レスポンスが改善され、商品を探しやすくなったことが大きく寄与しているととらえています。プロモーションを積極的に行うと流入数は上がるもののコンバージョン率が下がることが多いのですが、導入後にプロモーションを強化した期間ではコンバージョン率が下がることなく上がったのは大きいですね。
さらに、CSチームからは「商品が見つからない・探している情報が見つからない」などのお問い合わせが減ったと聞いています。探しやすくなった分、FAQページをご覧いただいてお客様ご自身で解決いただける機会が増えたのではないかと考えています。
高機能で知られる「ZETA SEARCH」は、知見・ノウハウを持つエンジニアがチューニングを行うことで、導入後も継続改善するほか、ユーザー企業の運用負荷を軽減するのが特徴だ。
松本(ZETA) 検索結果が0件となってしまう「0件ヒット」を防ぐべく愚直に改善を続けています。たとえば「EDWIN(スペース)デニム」のキーワードで検索するとヒットするところ、「EDWINデニム」とスペースなしで検索するとヒットしなかったり表示される検索結果の件数が異なるケースや、「黒」と「ブラック」で検索結果が異なる、といったゆらぎへの対応を行っています。カラーやトレンド用語などアパレルで重要となる検索キーワードに関する知見・ノウハウを豊富に持っておりますので、継続的に改善のご提案をしております。
他にもユーザビリティ改善のため、ユーザーの声をアンケートなどで取得し、優先順位が高いと判断したものから、順次対応を進めている。
井上(エドウイン) はじめてサイトを訪れた場合には、検索機能の使いかたが難しいと考える方もいらっしゃるかもしれません。「このように検索するとヒットしやすいですよ」といった、初心者向けの使いかたページを作るなどして接客していきたいですね。
出張(ZETA) たとえば「このキーワードで検索した方は、他にこんな検索もしています」といったサジェストを出すなど、検索初心者の方にも使いやすくするアイデアはいくつかあります。最近はスマートフォンでの利用が増えていますから、いかにタップ回数を減らすかが重要になってきます。できるだけ少ない回数で欲しい商品や情報にたどり着くことが可能なサイト作りについてもご提案していければと思います。