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スマホ時代の集客に悩む方へ 知ってもらうための工夫を伝授
前回の記事では、「集客改善の原因特定と選択肢」について解説しました。今回は、集客改善に欠かせない「認知度向上の取り組み」についてご紹介します。
集客において、最初の大きな壁ともいえる0→1の認知獲得。「スマホ時代」といえる現代、特に集客にお悩みの方は多いのではないでしょうか。
集客を増やすには、「知ってもらうための工夫」が欠かせません。当たり前のことと思われるかもしれませんが、ここで「なぜ今、認知度向上が重要なのか」について、改めて考えてみましょう。
ライト層を増やすのに欠かせない「第一想起」の獲得
競合企業との差別化が難しい現代において、消費者の選択に大きな影響を与えるのが「認知度」です。
![集客のファネル図](http://eczine-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/15953/15953_01.png)
図のとおり、集客のファネルにおいて認知層は購買層よりも広く、間口となるユーザーが多い存在だといえます。しかし、その中で「絶対にこのブランドを買いたい」と考える熱量の高いユーザーはごく少数で、圧倒的に多いのは「認知はしているが関心は低い」ユーザーです。
こうした状況を踏まえると、「コアファンのみ獲得したい」などといった特別な理由がないかぎり、ターゲットとなる母数は広く取るべきです。そのためには「認知はしているが関心は低い」ユーザーを積極的に取り込んでいかなくてはなりません。
このような、いわゆる「ライト層」を獲得するには「○○(商材・ジャンル)といえば△△(ブランド)」といった第一想起を得る必要があります。多くの企業がその重要性を理解して多くの広告投資を行っていることから、マスメディア・ウェブ広告などを使ったプロモーションは競争が激化しています。
そんな背景やユーザーの消費行動の多様化もあり、現代は商品・サービスがもつ品質や性能など、いわゆる「商品力」だけではユーザーに選ばれにくい状況になりつつあります。ここからは、ユーザーの消費スタイルの変化についても考えていきましょう。