SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

季刊ECzine vol.20定点観測

データ活用規制強化への対策 Googleが提供する機能を使いこなそう


 EC事業者がおさえておきたい13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アナグラム田中さんに、運用型広告について聞きました。※本記事は、2022年3月25日刊行の『季刊ECzine vol.20』に掲載したものです。

「P-MAX キャンペーン」に挑戦を マーチャントセンターはマスト

 運用型広告のトピックスとして、田中さんはまず、2021年11月に正式にローンチされた、Google 広告の「P-MAX キャンペーン」を取り上げた。P-MAXとは、パフォーマンス最大化を意味する。

 「検索、ディスプレイ、YouTube、Gmail、Google マップ、DiscoverといったGoogleの広告掲載面を網羅するキャンペーンです。従来は掲載面ごとに分けて設定が必要だったところ、ひとつのキャンペーンを設定することで、複数の掲載面に配信することが可能になります。その分、広告主が自らコントロールして微調整することは難しいのですが、初心者の方や忙しいEC事業者の方には取り組みやすいと思います。ローンチしたばかりでまだ荒削りですが、今後Googleは、P-MAX キャンペーンの改良に力を入れていくとみられます」

 ショッピング広告に出稿するため、マーチャントセンターの設定を行っているEC事業者もいるだろう。その場合は、データフィードの商品画像が他の広告掲載面でも用いられるなど、クリエイティブのメンテナンスの手間が省ける。なお、ショッピング広告の重要性については、本コーナーで田中さんが何度も説いてきたことである。

 「Shopifyをはじめ、Google 広告と連携しやすいカートシステムも増えてきました。データフィードの作成を意識しなくとも、ショッピング広告が出稿できるようにはなってきています」

 検索連動型広告関連では、2020年秋に始まった、広告表示につながった検索キーワードがプライバシーへの配慮から一部が非表示となっていた件について、2021年9月頃から、プライバシーの基準を満たしている検索キーワードが表示されるように戻ったというものがある。

 「レポートに表示されるされないといった明確な閾値はないのですが、裏側の仕組みに変化がありました。購買につながった検索キーワードなどは、2020年当時と比較して分析しやすくなっていると言えます」

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
Cookieに限定しない? サイト運営者は法律もチェックを

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
季刊ECzine vol.20定点観測連載記事一覧

もっと読む

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/11093 2022/03/23 10:44

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング