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Mobile Order Lab、飲食店向けSaaSでデリバリープラットフォームからの注文を一元管理

 飲食店向け生産性向上ツールの開発を行うMobile Order Labは、Uber Eatsなどをはじめとしたデリバリープラットフォームからの注文を一元管理できる飲食店向け注文一元化サービス「Ordee」をリリースした。また、リリースに先立ち、合計1.2億円の資金調達を実施。サービスの拡充および外食・飲食店のDXの促進に寄与し、全国で2,500店舗の飲食店での導入を目指す。

 テイクアウト・デリバリーの市場は新型コロナウイルスによる新しい生活様式への変化やリモートワークの増加によるデリバリー利用者の増加、軽減税率やキャッシュレス決済の促進といった要因により今後も成長することが見込まれており、数多くのデリバリープラットフォームがデリバリー市場には存在している。

 しかし、複数のデリバリープラットフォームを利用する飲食店は、利用するプラットフォームの分だけタブレットで注文を管理する必要性があり、店舗の一角が複数のタブレットに占拠されるだけではなく、注文管理が煩雑になってしまっている現状があった。同社では、複数のデリバリープラットフォームからの注文を一元管理できる飲食店向け注文一元化サービス「Ordee」を開発。タブレットで埋め尽くされた空間を一掃し、一つのタブレットですべての注文管理が可能となった。

注文一元化サービス「Ordee」の機能

 Uber Eatsなど、さまざまなデリバリープラットフォームに入った消費者からの注文を一括で管理できるサービス。プラットフォームごとにある注文管理システムをひとつのデバイスにまとめることで、ひとつの画面でどんな注文が入っているかわかるだけではなく、品切れなどの表示も一括で行うことができる。

 また、オンライン上のみでブランドを増やすゴーストレストランにも対応。そのため、飲食店が新たなプラットフォームと追加連携をしても、同サービスで一元管理することで、新たな機器を店内に増やしたりシステムを新たに導入したりすることによるコスト発生を抑えることができる。

 同社では、同サービスのリリースに先立ち、金融機関より総額1憶2,000万円の資金調達を実施。同資金調達により、次世代飲食店のインフラになるべくプロダクト開発および営業のための採用を強化する。注文管理をエントリーポイントとして、チャネルおよびオペレーションのデジタル化を促進し外食DXを起こす考え。これにより、飲食ビジネスの収益モデルの予測可能性を引き上げ、市場で再評価される状態を目指すとのこと。

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