クロスボーダーマーケティングおよび越境EC事業を行うトレンドExpressは、ブランドの志向に合わせた消費者に厳選して商品を手元に届け、使用感想をアンケート回収・分析することで、中国での事業戦略立案に活用できる新サービス「意中盒 -SURPRISE BOX-(読み:イーヂョンフー)」を本格展開することを発表した。本年1月にM&Aなどを通じて設立した、トレンドExpressの中国事業を統括する子会社「数慧光(上海)商務諮詢(Trend Express China)」が中心となり開発したサービスとなる。
同サービスの特徴は次のとおり。
精度の高いターゲットに商品を届けられる戦略的オフライン接点の創出を実現
同サービスでは、コロナ禍において越境ECや現地ECでの購買行動が主流となるなか、消費者と日本ブランドのオフラインでの接点創りを戦略的に構築し、商品・ブランド認知獲得を支援、SNS上での使用感想のクチコミを誘発する。
1500万人以上の一般消費者から、商品の購買可能性が高い人を厳選。「華北地域在住、19~23歳の敏感肌に悩む女性」「越境ECをよく利用する、糖尿病に悩む40代男性」など、年齢・性別・居住地だけでなく、興味関心・行動パターンなどをふまえたターゲット選定が可能だという。厳選された消費者のもとには、ブランドの世界観に合わせた特別仕様のボックスで商品を直送する。
アンケートを徹底分析 消費者インサイトを発掘
商品を試してもらった人たちから回収したアンケートを同社が多角的に徹底分析・レポーティング。商品に対する消費者インサイトを導き出すことで、中国マーケティング戦略立案に有効に活用することができる。
EC店舗をもたないブランドでも実施可能 中国未進出の商品、新商品のテストマーケティングにも
消費者への商品送付にあたって使用するECサイトは、企業のEC旗艦店だけでなく、同社提携先のECサイトの活用が可能。そのため、中国未進出の企業、新商品テストなどのため自社の既存EC使用を望まない企業でも同サービスを導入できる仕組みを構築しているとのこと。(※中国の法律・規制の都合上、取り扱いできない商品もある)