楽天は、オフラインでの購買データに基づくIDマーケティングソリューション「RMP-Omni Commerce」において、「レジ袋の購入に関する分析結果」を発表した。
同分析は、レジ袋有料化が開始された2020年7月1日(水)から7月31日(金)までの1ヵ月間、レシート画像を送付すると楽天ポイントが獲得できるサービス「Rakuten Pasha」を通じて蓄積した、一部のコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストアのレシートデータを対象として行なった。2020年9月1日(火)にRMP-Omni Commerceにおいて提供を開始したメニュー「アドホックオフライン購買分析」の分析手法を活用している。
同分析結果の詳細は、次のとおり。
レジ袋購入率はコンビニエンスストアが6.7%ともっとも高い結果に
今回分析を行った店舗のなかでレジ袋購入率がもっとも高かったのはコンビニエンスストアで、6.7%。また、コンビニエンスストアでのレジ袋購入率は、もっとも低かったドラッグストアに対して約5.6倍、スーパーマーケットに対して約1.8倍という結果となった。コンビニエンスストアでは、購入した弁当や惣菜など、食後のゴミをまとめるためにレジ袋が購入されているなどの理由が予想される。
男性のレジ袋購入率は女性の約1.6倍
分析対象となるレシートデータ全体における男性のレジ袋購入率は7.3%で、女性の4.5%に対して約1.6倍となった。また、業態別にみると、男性のレジ袋購入率は女性に対してコンビニエンスストアで約1.4倍、スーパーマーケットで約1.8倍、ドラッグストアで約2.4倍となっている。
レジ袋購入率は20代がもっとも高く60代がもっとも低い
分析対象となるレシートデータ全体におけるレジ袋購入率は、20代が7.0%、60代が4.7%と20代の購入率がもっとも高く、60代がもっとも低い結果に。業態別でみても、コンビニエンスストアでは、20代が7.9%、60代が5.3%、またスーパーマーケットにおいても20代が4.5%、60代が3.1%と、同様の傾向がみられた。
コンビニエンスストアでは夜間・早朝におけるレジ袋購入率が高い傾向
24時間営業の店舗が多いコンビニエンスストアにおけるレジ袋購入率は、18時~6時の時間帯で高い傾向がみられた。9時~12時におけるレジ袋購入率が5.4%なのに対し、0時~3時の間で10.9%(約2倍)、3時~6時の間で10.1%(約1.9倍)となった。
分析概要
- 対象期間:2020年7月1日(水)~2020年7月31日(金)
- 対象エリア:全国
- 対象レシート数:550,000枚
- 対象者:10代~70代で、対象期間中に「Rakuten Pasha」を通じてレシート画像を5枚以上送付した人
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対象小売店:
コンビニエンスストア…セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン
スーパーマーケット…イオン、イトーヨーカドー、マックスバリュ
ドラッグストア…ウエルシア薬局、ツルハドラッグ、マツモトキヨシ