渋谷PARCOが、建て替えを経て11月22日にグランドオープンする。
1969年の池袋PARCO改行から50周年を迎える節目の年に生まれ変わる渋谷PARCOには、193のショップが出店。「FASHION」「ART&CULTURE」「ENTERTAINMENT」「FOOD」「TECHNOLOGY」という5つの構成要素から成り立ち、「世界へ発信する唯一無二の“次世代型商業施設”」というビルコンセプトに合わせ、さまざまな取り組みを行っている。
5階 オムニチャネルショップ「PARCO CUBE」
パルコがリアルな売場を持つ商業施設としての今後の方向性を提案していく売り場として展開するPARCO CUBE。出店する11店舗は従来の売場面積の約半分、10坪前後で展開。店舗には戦略アイテムや限定商品を中心に展開し、そのほかの商品は「PARCO ONLINE SHOP」にて販売を行う。
エスカレーター横には大型サイネージが設置され、各店舗の商品を検索できるようになっている。各店舗にもサイネージは設置され、EC在庫を検索することが可能。店舗・EC双方の在庫から商品を選び、設置されているタブレットや自身のスマートフォンから商品購入ができる。
自走式ロボット「temi」を顧客案内に導入
hapi-robo st(ハピロボ)が11月より国内販売を行っている、AIアシスタント機能を持ち自律歩行するパーソナルアシスタントロボット「temi」の試験導入を開始。顧客案内を目的として導入される同ロボットは、1階に出店しているパルコとCAMPFIREが共同運営する実証実験を目的にしたAIショールーミングストア「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」で取り扱いも行う。
XRテクノロジーを活用した空間演出・店舗展開
5階では、VR、ARなどを活用した3Dクリエイティブコンテンツの鑑賞サービスを常時展開。第1弾として昨年開催されたVRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2018」でPARCO賞を受賞したVR空間デザイナー Discont氏によるデジタルインスタレーション作品が展示されている。企画展示としては、5階に出店する「calif」とグラフィックアーティストのステレオテニス氏のコラボコンテンツが展開され、ARを活用したパーチャルフォトスポットが設置されている。
また、B1階の「Tyffonium Cafe」ではARを組み合わせたパフェやスイーツを展開。
メニューごとに違ったARアートを楽しむことができるほか、タロット占いアトラクション「タロットVR」も体感することができる。