大日本印刷(以下:DNP)は、ソネット・メディア・ネットワークス(以下:SMN)が提供する、広告主の要望に合わせて最適な広告枠の買付とプランニングを支援するサービス「Logicad(ロジカド)for Publishers」に関するパートナー契約を2019年4月に締結し、出版社が運営する雑誌のウェブサイトの広告枠を提供して、媒体社側の収益の最大化につなげるプラットフォーム「DNP BookAD for Publishers」のサービスを開始する。
すでに両社は、2019年1月より、生活者の関心や興味のある情報と関連する広告を提供するDNP独自の広告配信プラットフォーム「DNP BookAD」を提供している。
今回、DNP BookAD for Publishersのサービスを開始し、既存のDNP BookADと組み合わせ、広告主と広告媒体が限定された特定の広告取引を行う「DNPマーケットプレイス」もあわせて提供する。
これにより広告主が望む広告枠で、製品・サービスの広告宣伝やブランドイメージの向上などを図ることが可能となる。またウェブサイトを運営する出版社なども、表示単価を固定して広告枠を提供できるため、自社の広告収益の最大化を図ることができる。
本サービスの特徴は、下記のとおり。
書籍の興味・関心データとAIを掛け合わせた広告配信プラットフォーム「DNP BookAD」
DNPのグループ書店であるハイブリッド型総合書店hontoが保有する書誌データや書籍分類、本の通販ストア内の生活者のウェブ行動データを、SMNのAI「VALIS‐Engine」で分析。その分析データをSMNのビックデータと組み合わせて拡張し、潜在的な生活者の興味・関心に合致する広告を高精度でタイムリーに配信する。
出版社の持つ優良な広告枠を保有する「DNP BookAD for Publishers」
出版社はDNP BookAD for Publishersを通じて、各雑誌メディアが持つブランド力を活かした広告枠として広告取引市場に提供できる。固定された広告表示単価で提供することができるため、自社の広告収益の最大化を図ることも可能。出版社の女性雑誌メディアやビジネスメディアなどの広告枠を提供することで、広告主の商品やブランドイメージに合わせた広告を提供する。