インバウンド集客支援を行うアドップは、中国最大のSNS「WeChat」を運営するテンセントの公式広告代理店パートナーとして、日本企業向け広告サービスを11月10日より開始した。これにより、WeChat公式アカウントのプロモーションを効果的に行うことが可能となる。
WeChat(ウィーチャット)は、月間アクティブユーザー数8億60万ユーザー(2016年9月時点)のチャットアプリ。メッセンジャー機能とSNS機能を兼ね備え、テキストチャットや音声チャットとして活用されるほか、情報をシェアする「モーメンツ」機能など、情報共有ツールとして利用されている。日本を訪れるほとんどの中国人観光客もこのWeChatを日常的に活用しておりことから、インバウンドプロモーションの最重要メディアとして注目を集めている。
これまでWeChatでは、外国企業は公式アカウントをつくることができず、第三者による名義でアカウント取得するしか、日本企業が利用する方法がなかった。アドップがテンテントの日本広告代理店として契約を行うことで、公式アカウントのプロモーションメニューも提供し、新規の開設を直接名義(日本名)で可能となる。
またアドップは、WeChat内のモーメンツ上に広告を出稿できるサービスにも対応。同時に、公式アカウントの運用を代行するサービスや、ページ訪問者を分析するサービスも提供するなど、日本企業のインバウンド対策をトータルにサポートする。