ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営するクラダシは、レシピ開発や食のコンサルティングをおこなうABCスタイルと協業・開発した、もったいない食材を活用した「つくってKuradashi」(3種の冷凍スープ)の本格販売を2024年1月24日より開始する。Kuradashi初の常設店舗であるたまプラーザ テラス店でも、同日より単品の店頭販売をおこなう。
「つくってKuradashi」は、クラダシ初のプライベートブランド。「もったいないをおいしく食べる」をテーマに、毎日の食卓の一品になる商品を提供する。Kuradashiユーザーからの「こんな商品が欲しい」という声をもとに、さまざまな人のニーズに合わせて利用できる総菜などを展開。食材には、規格外や輸送途上の箱潰れ、需要予測が外れたことによる在庫過多などの理由によりフードロスになる可能性がある食品・食材を採用する。
同取り組みは、クラダシがフードロス削減を拡大するための新しいソリューションを検討するなか、東京都の「フードテックを活用した食品ロス削減推進事業」に同社が採択されたことを受け、スタートした。
第1弾として、ABCスタイルと協業し、もったいない食材を活用した3種の冷凍スープを開発。同取り組みでは、ABCスタイルが抱える料理家や管理栄養士などがレシピ開発を担い、クラダシが食材の提供や商品販売をおこなう。
今回の3種の冷凍スープは、低利用魚のコノシロ、トマト、ベーコン、スパイス、野菜などのもったいない食材を活用した冷凍スープになっており、同取り組みに賛同した海光物産の低利用魚であるコノシロ、尾家産業のベーコン、ealoのトマト果汁などのもったいない食材を活用。また、冷凍加工を含めた製造については、Tokyo Bento Laboが協力して実現した。
今回、2023年11月30日より開始した予約販売が好評だったことを受け、増産が決定したほか、Kuradashi初の常設店舗であるたまプラーザ テラス店でも2024年1月24日より店頭販売を開始。オンラインでは9食セットのみの販売だが、店頭では単品でひとつから購入できるとのこと。