味の素は2023年8月7日、テクノロジーで持続可能な食インフラの創造に取り組むスタートアップ企業TechMagicと、資本業務提携に関する契約を締結したと発表。最先端技術や知見を活用し、フードサービス業界(外食・中食産業)における人手不足解消や生産性を改善する新しいソリューションを共創していく。
現在、国内のフードサービス業界では、慢性的な人手不足や賃金上昇、食材価格の高騰によるコスト上昇などが深刻な課題となっている。同業界では、オペレーション改善による効率性向上、商品・サービスの付加価値向上が急務となっており、調理ロボットなどを活用した新たなソリューションが期待されている。
味の素は2021年10月にTechMagicとの協業を開始。それ以来、独自の「おいしさ設計技術」を活用した調味料やアプリケーションの提供を通じ、高度な調理品質が求められるフードサービス向け「炒め調理ロボット」の開発を支援してきた。TechMagicの炒め調理ロボットは2023年6月に完成し、外食企業などで採用が始まっている。