ちとせグループは、資生堂を引受先とした第三者割当増資により10億円の資金調達を実施。同時に戦略協業契約を締結した。同提携により、化粧品業界における藻類をベースとした循環型のものづくりを加速させていく。
ちとせグループは、2021年春より石油産業に代わる藻類基点の新産業を構築するプロジェクト『MATSURI』を主導。太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産を行うと同時に、燃料をはじめプラスチックや食品、化粧品など人々の生活を支える藻類製品を社会に普及させる取り組みを様々な立場や業種の他機関と協働して進めている。
資生堂は、2022年4月よりMATSURIに参画。そして今回の提携により、両社は藻類を利用した化粧品原料および化粧品容器に係る原料の開発および量産化、さらには将来的な食品事業に活用できる原料開発などを視野に、MATSURIの活動を通じた循環型のものづくりを実施。グローバル化粧品市場を刷新するサステナブルな価値創造を行うとのこと。