STORESは、同社の店舗アプリ作成サービス「STORES ブランドアプリ」で作成された猿田彦珈琲公式アプリが、Shopifyで構築された自社ECと連携したと発表した。これにより猿田彦珈琲は、STORES ブランドアプリ上で、実店舗と自社EC両方の顧客情報や会員プログラムを、まとめて確認・管理することが可能となる。
猿田彦珈琲公式アプリでは、実店舗に来店した顧客の情報を取得・管理している。しかし、これまでは自社ECで商品を購入した顧客の情報や会員プログラムなどが、実店舗とは別で管理・運用されていた。そのため、店頭での接客時に、自社ECで頻繁に商品を購入する顧客を特定できない、自社EC上の購入に対してアプリでポイントを貯めることができない、顧客は実店舗と自社ECのそれぞれで会員登録をする必要があるなどの課題があった。
今回の機能連携により、実店舗と自社ECの顧客情報やポイントの統合管理が実現。これについて猿田彦珈琲は、次のようにコメントしている。
「STORES ブランドアプリを導入して約半年が経ち、これまで紙のスタンプカードでは実現できなかった、お客様の来店状況や購入情報をもとにしたコミュニケーションが少しずつですがアプリを通してできるようになってきました。お客様からも、『メール(プッシュ通知)見てるよ!』『定期的にクーポンが来るのも嬉しい!』などのお声がけを頂いており、今までとは違った方向からのコミュニケーションのアプローチができているのでは、と感じております。
まだまだ改善点もやりたいこともある中ですが、まずは実店舗と自社ECを合わせることで、お客様の嗜好やタイミングに合わせた商品の提供が実現できるのではと期待しております。さまざまな方法で、より多くのお客様に提供できる部分も最大限活かしながら、より1人ひとりに寄り添ったサービス・体験を提供できるところに繋げていきたいと考えています」
猿田彦珈琲公式アプリと自社ECの連携概要
事業者側で可能となること
- 顧客1人ひとりに紐づけた実店舗と自社ECの購入商品や日時、店舗などの情報を統合管理できる
- 実店舗と自社ECの顧客購入情報を合わせて活用することで、One to Oneのコミュニケーションを促進する
顧客側で可能となること
- アプリから自社ECのサイトを開き、商品を購入することができる
- アプリ上で実店舗と自社ECのポイントをまとめて貯めることができる