アリババは、同社のラグジュアリーECプラットフォーム、Tモール・ラグジュアリー・パビリオン(天猫奢品)において、アメリカのファッションブランドCoachのデジタルに特化した小売施策を発表した。
Tモール・ラグジュアリー・パビリオンは、アリババのラグジュアリーECプラットフォーム。同プラットフォームの消費者は1980年から1995年に生まれたミレニアル世代が67%以上、1996年から2010年に生まれたZ世代は17%以上を占めている。
Coachは同パビリオンに旗艦店を開設した2019年以降、デジタルコレクティブル展開などアリババの技術を活用したデジタル施策を通じて、テクノロジーに精通した中国人消費者の関心を掴むことに成功している。
同ブランドがデジタルコレクティブルを発表して以降、Tモール・ラグジュアリー・パビリオンでは20社以上のラグジュアリーブランドが同様の手法を展開。また、2022年11月にはTimoというバーチャルインフルエンサーがCoachのセーターを着てTmall(天猫、Tモール)にてライブコマースを実施。同セーターを100枚以上販売した実績もあるという。
アリババは、今後も海外ブランドが変化の激しい中国消費市場で消費者と密接につながり、成功を掴めるよう支援を継続していくとしている。