プレイドは、3月にモバイルアプリ向けCXプラットフォーム「KARTE for App」のメジャーアップデートを行うと発表した。リリースは3月23日を予定している。
ウェブサイトやアプリを利用する顧客の行動をリアルタイムに解析し、顧客にあわせたコミュニケーションを促進するKARTE。今回のKARTE for Appのメジャーアップデートでは、「カスタマージャーニーに沿ったシナリオ体験の実装および開発・運用工数の削減」「プッシュ通知配信対象ユーザーの最適化およびその開発・運用工数の削減」「プッシュ通知のストックコンテンツ化」にアプローチし、プロダクトの成長を図る。
アップデート後は、新開発したカスタマージャーニー設計機能「Journey」、1st Party Customer Dataを基にプッシュ通知やメールを配信するMA機能「KARTE Message」、ユーザーが受信したプッシュ通知をアプリ内で一覧化する機能「Inbox」が利用可能だ。なお、Journeyはレシート買取アプリ「ONE」、KARTE Messageはラジオアプリ「radiko」などで、すでに先行での活用が進んでいる。
メジャーアップデートにより利用可能となる機能の概要は次のとおり。
Journey
直感的なUIの設定で、複数の接客が連動したユーザー体験を促進する。ターゲットの絞り込みや条件分岐、また、全体を通したゴール率および施策ごとの効果が数値で可視化できる。ABテストなどからシナリオの継続的な改善も期待できる。
KARTE Message
1配信あたり数百万ユーザー規模のプッシュ通知配信に対応している。KARTEで計測したデータおよび外部から連携したデータを基に、SQLなしで柔軟にターゲットリストを作成できる。
Inbox(β版)
受信したプッシュ通知をストックし、アプリ内で一覧化できるようデータを連携する。