iPadなどのタブレットを利用したクラウドPOSレジ「スマレジ」を展開する株式会社スマレジは、書籍や雑誌の「出版物バーコード読み取り機能」の提供を開始した。
また、提供開始にともない、有隣堂全店40店舗にて、スマレジ合計264台の導入も決定した。2022年4月5日より有隣堂アトレ川崎店から開始し、7月末までに順次全店へ導入予定となっている。
「出版物バーコード読み取り機能」は、書籍や雑誌で使用されているバーコード(『書籍2段バーコード』と『雑誌用のバーコード』)を読み取る機能。
今後は、「スマレジ」を導入した書店では「スマレジ・アプリマーケット」内にあるさまざまなアプリ機能の追加や、ほかシステムとの連携も可能となる。コロナ禍でニーズが増加しているセルフレジ、キャッシュレス決済といった機能の導入・運用もスムーズに行える。
また、同社が提供する「スマレジ・アプリマーケット」内にて、書店やデベロッパーが連携アプリを開発することが可能となるため、今後さらなる機能拡張も見込まれている。
有隣堂では2021年4月より複数社から提案を受け、比較検討をしていくなかで、「スマレジ」で行えるさまざまな外部システムとの連携や機能追加を柔軟かつ迅速に実施していることを評価し、導入を決定。
また、「スマレジ」はクラウド型サービスであり、タブレット端末とインターネット環境があれば利用することが可能なため、導入および運用コストが抑えられることも採用理由のひとつとのこと。
有隣堂は今後、既存のレジシステムからの切り替えを終えたあとは、同社が運営する飲食店やアパレルなどのほかの業種への導入を検討しているという。