販売促進・業務効率改善 Shopifyアプリ活用のメリットを考えよう
こんにちは、StoreHeroの黒瀬です。こちらの連載では、「Shopifyで実現するグロースハック」をテーマに、おすすめのShopifyアプリなどを解説いたします。
本題に入る前にお伝えしたいのですが、Shopifyアプリは「とにかくたくさん使えば効果が出る」というものではありません。ご自身のストアに足りない要素、補強したい機能を基本的にはノーコードでインストールさえすれば容易に活用できる非常に便利なものですが、簡単にインストールできるがゆえに、闇雲に導入し、アプリ同士の相性の問題でバグが発生したり、うまく動かなくなってしまったりといったケースも実際には存在します。このような点に注意しながら、Shopifyアプリ活用、ストアの磨き込みを行っていただければと思います。
まずは、Shopifyアプリ活用のメリットについて考えてみましょう。Shopifyアプリは、Shopifyを利用する事業者が自身のストアをカスタマイズする際に活用するもので、デフォルトのShopifyにはない機能を付与することができます。Shopifyアプリは現在約3,000以上あると言われ、「販売促進につながるアプリ」と「業務効率改善につながるアプリ」に大きく分けることができますが、そのほかにも幅広くECに必要とされる機能を網羅しています。
今回は、前者のアプリの中でもビジネスの初期段階で売上の初動を生むために活用できるアプリをご紹介できればと考えています。販売促進につながるアプリをさらに詳しく見ると、これから顧客を増やしていかなくてはならない立ち上げ期にビジネスの成長を助けるアプリと、ある程度顧客リストの収集が進んだ拡大期に活用すると便利なアプリに分類することができます。
直感的な操作でハイクオリティなLPを制作できるShopifyアプリとは
立ち上げ期のストアでは顧客を増やすため、ストア側からコンテンツ発信を行うことが必要です。情報発信は、Shopifyの標準機能として搭載されているブログ機能をベースに、SNSやメールを組み合わせて行います。
また、インフルエンサーや商品との親和性が高い顧客へギフティングを行い、UGCを生み出すなどの話題作りも欠かせません。発信した話題に反応した消費者に対する受け皿として、LPも必要となります。こうしたLPを容易に制作できるアプリとして、私がお勧めしたいのは「Shogun Landing Page Builder」と「GemPages Page Builder & Funnel」です。
これらのアプリをインストールすると、LPのみならずさまざまなページを、ドラッグアンドドロップなどといった直感的な操作のみで作り上げることができます。カート機能など、ものを売る上で必要な機能も装備されているため、プログラミングなしで購入ページの制作が行える点も特徴です。ページビルダー系のアプリの中では、このふたつがもっとも安心して使えると感じています。