韓国で売れるものが日本でも売れる
自社サイトによるリピーター獲得で、日本年商1.5億円達成
ミアマスビンは、普段着として着回しやすいスカート、ニットなどのアイテムと取り扱い、女性らしさを強調する「デイリールック」スタイルを提案しています。多彩な品揃え、迅速な商品更新、リーズナブルな価格など、ECならではのメリットを最大限に提供しています。
日本を含む海外市場に向けた販売アイテムやスタイルも、韓国と同様の戦略をとっています。その理由を尋ねると、カンCEOはこう答えてくれました。
「越境ECの初期段階においては、海外専用商品の開発や製造を行っていましたが、実際に事業を進めてみると、海外ユーザーは自国で購入するのが難しい、韓国ならではのアパレル商品への関心が高いことがわかりました。実際、韓国国内における売れ筋商品は、海外でもヒットするケースが多いです」
特に日本市場は、ファッションへの関心も高く、韓国と文化的にも類似していることもあり、2012年から現在に至るまで、好調な売上をキープしています。リーズナブルな価格で「使える」アイテムが多いと評判も高いです。結果、2016年の日本市場における売上は、海外全体の売上のうち40%を占める15億ウォン(約1.5億円)を記録しています。
参入して5年間、日本市場で培った信頼性やノウハウを活かし、多くのリピーターを獲得しました。さらなる認知度向上の一環として、長期的には実店舗運営や専用物流センター設立も検討しているとのこと。
「市場環境やトレンドを分析すると、もはや越境ECサイトは必須事業です。今後は、トレンドを反映した商品開発やコーデに関する研究、顧客分析を着実に行うと同時に、韓国ファッションの人気をけん引するブランドを目指してまいります」(カンCEO)