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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

カゴ落ちディープインパクトからの脱出

CPA4分の1!カゴ落ち顧客への動的リマーケティング広告

マーケティング・オートメーションなどの施策から「カゴ落ちディープインパクトからの脱出」を目指します。第5回は、カゴ落ち顧客への動的リマーケティング広告施策について紹介します。

カゴ落ち対策はリマインドメールだけでは“不十分”

 カゴ落ちユーザーの会員比率を見ると、カゴ落ちしているユーザーのおよそ70%が新規ユーザーで、30%が会員ユーザーであることがわかっています(イー・エージェンシー調べ )。

 前回記事で、カゴ落ち対策には、カゴ落ち顧客へのリマインドメールが非常に有効な施策であることを紹介しました。確かに、カゴ落ちメールはCVRがとても高く、効率性で非常に成果の高い施策です。一方で、上述した調査結果から、カゴ落ちメールが配信できるのは、カゴ落ちユーザー全体のたった30%ということも事実です。

 カゴ落ち対策は、カゴ落ちメール配信だけでは不十分なのです。カゴ落ち対策の成果を最大化するためには、残りの70%のカゴ落ちユーザーにアプローチすることが、重要になってきます。

100%のカゴ落ちユーザーにアプローチする「動的リマーケティング広告」

 100%のカゴ落ちユーザーにアプローチする方法は、「動的リマーケティング広告」を活用することです。

 動的リマーケティング広告とは、ユーザーがサイトに訪問した時の、閲覧商品やカートイン商品などのデータを取得し、1人ひとりに合わせた商品とメッセージを自動生成しバナーとして配信する、リマーケティング広告です。

 動的リマーケティング広告で、カートに入れたままの商品を自動的にバナーにして配信することが可能です。つまり、メールアドレスが取得できない、新規ユーザーを含めたすべてのカゴ落ち顧客にアプローチすることが可能になるということです。

 出稿時に配信対象と広告クリエイティブを決めて配信する静的バナーの広告と比べると、1人ひとりに合わせた商品とメッセージで訴求できる動的バナーは、高い広告効果が見込めます。

 ちなみに、広告バナーは、タグから収集した商品データとアクセスデータを元に自動的に生成されます。バナー作成コストが掛からず手間がほとんど掛かりません。

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この記事の著者

株式会社イー・エージェンシー 高山晋(タカヤマシン)

2010年入社。大手総合広告代理店に出向し、数多くのダイレクトマーケティングの案件に携わる。サイト改善、動線設計、クリエイティブなど、コンバージョン向上施策の多数経験を積む。2015年からは、社内の自社プロダクト開発に従事し、カゴ落ちフォローのMA(マーケティング・オートメーション)ツールである、カートリカバリーのマーケティング責任者を務める。●株式会社イー・エージェンシーカートリカバリー

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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