数百社からの引き合い。
同じ課題を抱えた製造業を支えていきたい
――今回の導入には、「IoTビジネス共創ラボ」という団体が関わっているそうですが。
谷脇(T) はい。IoTビジネス共創ラボは、IoT領域のエキスパートが集まったコミュニティで、主にエンタープライズ系のビジネスで実績のあるSIerが集まっています。クラウドサービスは製造業ではまだまだこれからという段階ですので、先行しているエンタープライズ系の開発者にご協力いただきました。
――具体的にはどんなことをされたのでしょうか。
谷脇(T) CONPROSYSからAzureに上がったデータの蓄積、分析、可視化など、Azureサービスのすべてですね。エンタープライズでのノウハウを、製造現場に展開してもらいました。
――実際、お客様からの反応はいかがですか。
中本(C) 小牧工場で行ったように、生産の情報をクラウドに上げて可視化したい、という課題があるのは間違いないのですが、具体的にどうしたらいいのかわからないのが現状です。しかし、今回の小牧工場への導入で事例ができました。工場見学希望者は日に日に増えているのですが、「この仕組みを丸ごと売ってくれ」という方もいるくらいですので、反響の大きさを感じています。
――CONPROSYSは今後どのような展開を予定されていますか。
簀戸(C) 製品を本格的にリリースしたのは去年の秋でしたが、それ以降、数百社から引き合いをいただいています。各社様の最も大きい需要が、自社工場をIoT化したい、要するに小牧工場と同じことの実現。その次が、自社製品をIoT化し、競争力を高めたいというものです。今後は、この2つにフォーカスしていきたいと考えています。
中本(C) 現場としては、まず年内にCONPROSYSを工場全体に適用する予定です。現状、多くの企業が測定器のデータを手で書いています。CONPROSYSはそれを自動化できるツールなので、同じ課題を抱える人たちにサンプルを提供し、使い勝手を聞きながら、パッケージ化して販売していきたいと思います。
金田(C) CONPROSYS は工場に限ったものではありません。医療、教育、どんな分野でも応用は可能です。IoTが加速していく中、さまざまな業種業態でお役に立てると思います。(了)
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