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ロコンドはなぜトップページにブランド名を表示しないのか スマホECサイトに見る、職人芸とタッチポイント戦術  

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分単位の表現で、購入意欲を高める

 詳細画面に、分単位の注文期日とそれに見合うお届け日が表示されています。

 一般的に、お届け日は購入フローにおいてお客様自身が選択しますが、ロコンドの場合は、発想が反対で、サイト側から提示することにより、いつお客様の手元に届くのかを具体的に想起させています。

 表現方法も独特で、通常、お届け日を選択できる範囲から自分の都合に合わせて指定しますが、ロコンドはあと何時間何分以内に注文・入金をすると何月何日までに届けることが可能であると伝えています。

 購入フロー中ではなく、詳細画面のカートに入れるボタンのすぐ上に分単位で表示しているのは、購入意欲を煽ることにもつながるでしょう。

トップページにはブランド名を出さない

 ロコンドのトップページで展開しているアイテムランキングは、商品画像と価格が表示されているのみでブランド名はありません。ZOZOTOWNの同様のコンテンツでは、ブランド名も含めて表示されています。

 その違いは、ロコンドの場合は靴が欲しいという漠然としたニーズを元にウィンドウショッピングをするように楽しみながらサイト回遊することを目指しており、それに対してZOZOTOWNは、ブランドの指名買いニーズを優先したサイト設計をしているのだと考えられます。

 そのためロコンドでは、「この値段のこの商品が気になる」と思ったお客様が商品詳細ページに遷移し、同じカテゴリの一覧へ移動するという「靴の形状」を起点とした回遊ができるようになっています。

 トップのアイテムランキングから商品を選択し、詳細ページ上部に表示されるパンくずリストは、ロングブーツ等の「カテゴリ」になっているのがその証です。この靴が気に入っていれば、ロングブーツへの興味が増している証拠であるため、パンくずリストをタップしロングブーツの一覧ページへ遷移することができます。

 ZOZOTOWNでは、詳細画面のパンくずリストは「ブランド」です。ただ、ロコンドでは、ブランド起点の探しかたにも対応できるように、ブランド検索も提供することでお客様の広範なニーズをカバーしています。

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