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機能やCRMで付加価値をつける 創造的な自社ECサイトのためのシステム設計・開発

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モールやASPカートと、自社ECサイトの違い

 ショッピングモールやASPサービス、クラウドサービスでは、基本的にサービス提供者のフレームにあった形でしか利用できません。ページ制作時にHTMLやCSS、JavaScriptの制限があったり、商品に登録できる情報や文字数に限りがある場合もあります。

 登録する情報だけでなく、自社で保有できる情報にも違いが発生します。例えば、モールではモール内のお客様の情報は一部しか取得できません。一部APIなどで取得できる情報もありますが、欲しい情報を取得できないこともあります。

 また、お客様の情報に新しい項目を追加することや、新しい機能を追加することも難しいです。自社ECサイトでは、利用するパッケージなどによって当然制限は発生しますが、その制限を必要であれば取り除くこともできます。

 さらに自社ECサイトの場合、自社でお客様の情報を保有するため、その時に必要な切り口で抽出/集計でき、CRM戦略のため自由に活用することも可能です。 また、お客様情報を元に「異なる最適化された内容」をサイト上へ反映することもできます。

自社ECサイトでできること 3つの具体例

 では、自社ECサイトでは実際に何ができるのか、実例をもとに紹介していきます。

1.お客様の情報を活用する

 以下は「インク革命.COM」で実装した機能で、登録された住所をもとに、今注文すると最短でいつ届くのかを表示します。わかりやすいうえに、安心感につながると言えるでしょう。自社でお客様の情報を保有していなければ 実装できない機能です。 

2.業務システムとの連携

 キャンペーンなどで「○○円以上ご購入の方に商品をプレゼント!」といった施策を実施することがあります。

 その際、以前は出荷業務の中で、プレゼントの要不要、必要な場合はどのプレゼントなのかを、出荷担当者が注文ごとに判断していました。現在は、注文内容に連動し、注文フローの中で「お客様自身」がプレゼント品を選択できるシステムを導入しました。「在庫管理」等の業務システムと連動したものです。

 これにより、お客様のニーズに合わせた商品のプレゼントが可能に、また受注処理も短くなり、結果的に遅い時間帯の注文でも「即日出荷」することができるようになりました。

 「お客様」「会社」双方にメリットのある機能で、ショッピングモール等では変更することができない注文フローを最適化できる「自社ECサイト」だからこその改善です。

3.その他

 他にも、法人客が多い「インク革命.COM」ならではの「見積書作成機能」や、買い物する商品群がいつも同じ商品特性から、お客様のプリンターを登録しておくと、マイページに関連する商品カートのみ表示される「マイプリンター登録機能」など、自社のサービスやお客様に合わせて要件定義を行い、システム開発しています。


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連載:創造的な自社ECサイトのつくりかた

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