決済の要望は多様化する一方 柔軟性を高めるために必要な観点は?
オンライン、オフラインを問わず、チャネルの拡張が進む小売・サービス業界。POPUPやイベント出店など、固定の店舗を持たずに認知や売上の拡大、顧客接点増強に取り組む事業者だけでなく、訪問販売や家電・インフラの設置、開通や修理を受け付ける訪問役務提供事業者にとっても、「キャッシュレス決済の利用率増加は運用フロー改善の良いきっかけとなっている」と、大竹氏は語る。
「今は決済端末がない環境でも、決済が完結できる時代です。私が所属するDGフィナンシャルテクノロジーでは、さまざまな決済ソリューションのひとつとして、端末レスの決済サービス『Cloud Pay Neo』を提供していますが、近年は特に事業者側も支払をする側も、決済に対する要望が多様化しているように感じます。
代表的なのは、事業者側から寄せられる端末の運用・管理コストの削減や、従業員の端末持ち歩きの負担減といったビジネス効率の改善です。特に訪問役務提供事業者の場合、従来型の運用だと社員一人ひとりに決済端末を渡さなければならず、大きな負担となっていました。Cloud Pay Neoを活用すると、支払い用のQRコードを表示・提示できれば決済端末は不要なため、前述した課題の解決が可能です」
同社は、決済にまつわる足元の課題を解決していく中で、多様な決済手段を確保するだけでなく、決済時の安心感を醸成するサービス設計の重要性にも気づいたという。
「事業者様からは、『従業員がクレジットカードを扱わずに決済が出来るためセキュリティ面で安心』『ご利用者様のスマホで完結するためご利用者様にも安心感を与えられる』といった、セキュリティ意識の高まりに関するお声をいただきます。こうしたお声に対し、事業者側での決済トラブルや情報流出のリスクを最小限に抑えられる点が支持され、家電品、空調機器、設備機器等の販売やエンジニアリング・保守サービスを手掛ける事業者様などに採用いただいています。こういった事例の中には、結果的に大きなコスト削減に成功した例もあり、決済の体験改善がビジネスの前進に貢献している様子もうかがえます」

