OMOアプリ開発やマーケティング支援、ソリューション導入を支援するアイリッジは、アプリ会員証に関する調査を実施した。
物理カード派が多かった60歳以上でアプリ会員証が大躍進 全年代で利用率1位に

2023年調査と比較すると、特に60歳以上での利用が大きく伸長した。紙の会員カードからアプリ利用への移行が加速している。全年代でアプリ会員証の利用率が最も高い結果となり、50%~60%が日常利用していると明らかになった。また、若年層では「LINE内の会員証機能を使いたい」というニーズも顕在化している。
アプリ会員証をよく使う業種TOP3 前回調査比10ポイント以上利用率が増加

アプリ会員証の活用が進んでいる業種は、ドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストアの3業態。いずれも前回調査から10ポイント以上利用率が上昇しており、アプリ会員証の利用浸透がさらに進んでいる。一方で、ホームセンター、デパート・百貨店、カフェ、美容室・理容室、カラオケなどは前回調査より減少していた。
利用率が高まる中、約80%が困りごとを経験 UX課題が浮き彫りに

アプリ会員証経験者の約80%が、利用の際に何らかの不便を感じたと回答した。最多は「電波が悪くてアプリが起動できない/会員証が表示されないことがある」だったが、2位3位に続いたのは「利用時に頻繁なログインが求められる」「決済、ポイント付与、クーポン処理等で複数回のスキャンを求められるのが面倒」で、アプリ提供者側で改善余地のある内容といえる。
調査概要
- 調査期間:2025年2月3日~2025年2月12日
- 対象:15歳~69歳の男女
- サンプル数:421名
- 調査方法:インターネットリサーチ