通販システム構築を手がけるエルテックスは、通信販売に関する「消費者の行動や意識」を集計・分析した調査結果の最新版を発表した。同調査では、通販を利用する消費者行動や意識、マイページ利用率や定期便利用の実態などが分析された。
マイページ利用率は約60% 定期便利用者では70%に
調査によると、通販利用者全体のうち「マイページを訪問したことがある」と回答したのは58.8%だった。特に、定期便を利用したことがある層では、その割合が70%に達した。定期的に商品が届くため、マイページを通じた注文内容・履歴確認の需要が高いことがわかった。
一方、定期便を利用していない層では「マイページが何かわからない」という回答が20%近くを占めた。
定期便利用者は通販全体の40%
通販の利用経験者のうち、定期便を利用したことがある人は40%超にのぼった。その中で現在も利用している人は26.7%だった。
マイページに求められる機能トップ3
調査対象者にマイページで必要な機能をたずねた結果、次の項目が上位に挙がった。
- 自分向けのクーポンやキャンペーンが確認できて使える
- 過去に購入した商品の履歴から同じものが購入できる
- 商品などに関する問い合わせフォームがあって、問い合わせ内容と通販会社からの回答が、過去にさかのぼって確認できる
定期便利用者に絞ると、上記に加えて「定期的に購入している商品の『お届け間隔』や『数量』『種類(味違い/色違いなど)』が変更できる」がランクイン。この機能については「絶対に欲しい」と回答した割合が31.4%と、全機能の中で最も高い数値を記録した。
調査概要
- 調査期間:2024年11月23日~25日
- 調査エリア:全国
- 調査対象者:「infoQ byGMO」調査パネルを利用
- 回収サンプル数:600
- 調査方法:ネット方式によるアンケート調査
- 調査主体:エルテックス
- 調査実施機関:楽天インサイト(旧楽天リサーチ)