ポストCookie時代を見越しECサイトのメディア化へ
山崎氏は、「商品情報と連携したUGCを豊富に蓄積するECサイトは今後、消費者にとって有益な情報を提供するメディアになっていく」と語る。メディアとしての価値が高まれば、単に商品を販売するだけでなく、広告掲載を行うリテールメディアとしての機能を担う可能性もある。現に、eコマースの王者として知られるAmazonでは、eコマース事業とともに、リテールメディアの広告収益も大きな収入源となっている。
「ポストCookie時代には、サードパーティCookieとは別の手法で従来型の広告を配信しようとする動きもありますが、メディアが集客の窓口の一つになるとも考えられます。口コミやハッシュタグで賑わうECサイトは、眺めているだけで楽しく、買い物がしたくなるような気持ちが湧いてくるでしょう。また、UGCなどの信頼できる情報が豊富なメディアは、実店舗においても購買行動の後押しに役立ちます。実店舗で買い物する場合でも、多くの消費者がスマートフォンでUGCを検索するからです」
ECサイトのメディア化を見越して、UGC活用を取り入れている企業も増えているが、商品情報の整備が疎かになっているケースは少なくない。質の良いUGCを集め、より効果的に活用するために、まずは商品情報の整備に着手してみてはいかがだろうか。
最後に山﨑氏は、UGC活用によるCX向上など、企業を支援するためにZETAが提供しているソリューションを紹介し、セッションを締めくくった。
「EC商品検索・サイト内検索エンジン『ZETA SEARCH』は、当社の主力製品であり、国内でもトップクラスのシェアがあります。これに加えて、今、最も導入数が増加しているのが、レビュー・口コミ・Q&Aエンジンの『ZETA VOICE』です。また、ハッシュタグを使って商品と顧客との偶発的な出会いを促すハッシュタグ活用エンジン『ZETA HASHTAG』、実店舗やECサイトなどチャネルをまたいで情報を管理できるOMO・DXソリューション『ZETA CLICK』なども用意しています。興味がある方はぜひ、当社にお問い合わせください」
▼ZETAが提供するECマーケティング・リテールDXを支援するソリューション「ZETA CXシリーズ」の資料は、資料ダウンロードページよりダウンロードいただけます。