SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2023 Spring レポート(AD)

これからの時代はポストセールスファネルに着目を グロースマーケティング成功事例をビービットが紹介

ROAS最大150%の事例も 台湾事例から学ぶデータ×テクノロジー×UXの進め方

 2022年に台湾のMarTech企業 Omniscient Cloud Technologies, Inc.を買収し、beBit Technology Inc.(以下、beBit TECH)を立ち上げたビービット。ここで東野氏は、beBit TECHが支援を行いグロースマーケティングに成功した台湾の事例を3つ紹介した。

台湾のお菓子通販サイト「六月初一」

 日本よりも高いEC化率を誇る台湾。ECに付随するマーケティング施策も多様化しているが、六月初一は当初「レベル1」のフェーズにあったという。

「当社が支援する以前の六月初一は、購買後のコミュニケーションがメール一斉配信のみ、開封率はわずか10%となっていました。これで売上を上げるのは難しいということで、ご相談をいただいた形です」(東野氏)

 同サイトが成功した秘訣として、東野氏は「セグメント」と「レコメンド」を挙げた。「A お試し購入セグメント」「B 新商品好きセグメント」「C-1 会社ギフトセグメント」「C-2 共同購入セグメント」と4つのセグメント分けを行い、それぞれに合った施策を展開。特定客層の行動・嗜好を理解したアプローチを行った結果、ROAS(広告投資収益率)を最大150%にまで改善している。

クリックすると拡大します

台湾のお菓子通販サイト「凡尼船長(Captain Danny)」

 東野氏が2つ目に紹介した事例は、台湾のお菓子通販サイト凡尼船長だ。設備メーカーから異業種参入した同サイトは、顧客管理のノウハウや基盤を有していなかったため、beBit TECHに相談。顧客基盤構築から手助けを行ったとのこと。

「凡尼船長は、当社が提唱する独自のライフステージ分析モデル『NASLDOモデル』に則って施策設計をしました。NASLDOモデルとは、顧客を『New(新規顧客)』『Active(コア顧客)』『Sleep(休眠顧客)』『Lost(離脱顧客)』『Deep(保存会員)』『Opportunity(未購入会員)』の6つに細分化する考え方です」(東野氏)

クリックすると拡大します

 同モデルは、業種・商品特性によってアプローチの方向性が若干異なるものの、「基本的には購入日数と商品単価をチューニングすれば様々なビジネスに適用することが可能」だと語る東野氏。トライ&エラーを重ねながらデータを中心とした経営に取り組んだ結果、グロースマーケティングの実践に成功した好例といえる。

会員数100万人以上のコスメ通販サイト「iQueen」

 東野氏は、3つ目の事例としてコスメ通販サイト iQueenを紹介した。同サイトは積極的な広告施策・会員獲得施策を実施した結果、会員数や商品点数、サイト規模拡大に成功していたが、新規顧客獲得の限界を感じていたという。

「同サイトは、AI活用で課題を解決しました。『7日間以内に買いそう』『購入確率が高そう』といった予測指標に基づいて、AIが顧客ごとに5段階のオーディエンススコアを付与。『Score5』の顧客は、他の層の顧客に比べてコンバージョン率が2倍から3倍、収益額は1.8倍から3倍高いことが見えてきました。

 この結果を踏まえ、同サイトはScore5の顧客に併売の案内など費用対効果の高いマーケティング施策を展開。さらに、過去に配信したコンテンツやチャネルをAIが機械学習し、最適なチャネル・時刻を予測して『スマート配信』を行うことで、開封率を15%から23%にまで改善しています」(東野氏)

クリックすると拡大します

 最後に東野氏は、グロースマーケティングを実践する一つの手段としてビービットが提供する「OmniSegment」を紹介した。

「OmniSegmentは、BI、CDP、AIやMAツール活用といったグロースマーケティングを実践するためのコアコンポーネントをワンストップで提供しています。テクノロジーを使って人が運用するには限界がある取り組みを円滑化し、ECビジネスを刈り取り型のマーケティングからグロースマーケティングに変えるソリューションです。データ×テクノロジー×UXでフルファネルでのマーケティング展開、LTV向上を叶えるのが、OmniSegmentの目指す先です」(東野氏)

3分でわかる!OmniSegment

 ECの持続的な成長を可能にするOmniSegmentの特徴や事例をご紹介します。詳細は、資料請求ページよりご確認ください。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
ECzine Day 2023 Spring レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

景山 真理(カゲヤマ マリ)

フリーランスのライター。EC店舗、タウン情報誌制作会社、マーケティング支援企業などへの勤務経験を経て、ウェブメディアや雑誌をはじめとする紙媒体のライティングの仕事をしています。専門領域はデジタルマーケティング、コンテンツマーケティング、ECのセールスメルマガ、仕事・働きかた、デジタルトランスフォーメーションです。 ウェブ●Mari Kageyama Writing Works

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社ビービット

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/12611 2023/04/13 11:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング