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2024年8月27日(火)10:00~19:15

季刊ECzine vol.20定点観測

モール内に公式ショップ開設相次ぐ 多店舗化でネットでもオムニチャネルに

 EC事業者がおさえておきたい13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。いつもの羽田野さんに、モールについて聞きました。※本記事は、2022年3月25日刊行の『季刊ECzine vol.20』に掲載したものです。

10月の緊急事態宣言解除も 年末商戦挟みモール堅調

 小売業の稼ぎどきである年末商戦とも言える2021年冬、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングの三大モールとも、順調な流通総額だったと羽田野さんは言う。2021年10月に緊急事態宣言が全面解除となったものの、引き続き巣ごもり消費でEC利用が続いた形だ。

「モール主催のセールなどイベントが増える時期。あわせて企画を立てるなど機会を活かすことができた企業様はしっかりと売上を伸ばされた印象です」

 三大モールに共通する傾向として、企業やブランドの公式ショップの開設が相次いでいることがある。

「従来、当社への運営代行のご依頼について、まずは流通総額の大きい楽天市場からというご要望が多かったのですが、最近では多店舗化、さらに三大モール以外のモールにも展開する動きも増えています。韓国コスメをきっかけに注目を浴びるQoo10は、名指しで出店を検討される企業様も増えている注目株です」

 Qoo10は「メガ割」セールが目玉で、通常時の10倍の売上を叩き出すショップもいるほどだと言う。直近のセ ールでは、総合ランキングのトップ10の商品のうち9商品がビューティー・コスメカテゴリと、コスメの強さは折り紙付き。流入を見ると検索連動型広告よりも、アプリのプッシュ通知等でセールや特集を見にくることが多いそうだ。

「2022年度は、複数モールに出店する多店舗化は必須と考えます」

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