LINE配信費用を20%削減しCV率を120%アップ
━━b→dash導入により実現できたことを教えてください。
照井(アルペン) 従来は、弊社のLINEアカウントに友だち登録をしてくださっているお客様全員に対し、販促メッセージ等のLINE配信を行っていましたが一定の費用がかかってしまっていました。そこで、売上を落とすことなくLINE配信費用を削減するべく、まずはLINE配信の売上貢献度合いを把握するため、顧客単位で分析を行いました。
分析の結果、約30%のお客様についてはLINE配信に対する反応が大変薄い状況であったため、LINE配信対象のセグメントから外しました。他には、まずはメールで販促施策を行い、未開封の方のみLINE配信を行うといった改善を行うことで、売上を落とすことなく、トータルでの配信コストを20%低減することができました。
メール・LINEともに、お客様の属性、購買履歴、サイトのアクセスデータをもとに、お客様1人ひとりにとって最適な内容を配信することで、メール・LINE経由でのコンバージョン率が120%に向上し、売上面でも成果を出すことができました。
━━他に実施した施策や分析があれば、詳しく教えていただけますか?
照井(アルペン) 施策に関しては、先述したお客様の属性、購買履歴、サイトのアクセスデータをもとにセグメントを切り、メール・LINE配信を行っています。分析に関しては、LINEに関する分析以外にも、次のような項目を可視化しています。
- 購買回数や累計購入金額の算出
- 4種類の会員ランク別の売上高が、アルペンECサイトの売上に占める比率
- 女性(と登録している人)が本当に女性の商品を買っているか
- 男性(と登録している人)が本当に男性の商品を買っているか
購買履歴からこのような分析やレポート作成を行う場合には、従来SQLを用いたデータの抽出や加工・統合が必要で、工数やコストがかかってしまうのが難点でした。しかし、b→dashのCDP機能やData Paletteにより、このような複雑な分析をノーコードで行うことができたのは、非常に助かりました。
━━b→dashの導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
照井(アルペン) マーケティングに関する分析や施策を実施するとなると、メールの配信、LINEの配信、シナリオ、レコメンド、データ分析といったさまざまな機能が必要になると思います。一般的には別々のツールで提供されており、それぞれ契約し、連携して利用するという形をとることになるでしょう。
別々のツールを利用する場合、ツール間のデータのつなぎこみや、配信結果のデータを横並びにしての分析・比較がしにくいといった課題も出てきます。各ツールの操作方法をそれぞれ覚える必要があり、コストや人的リソースの観点でも不便な面もありますよね。
b→dashであれば、メール、LINE、シナリオ、レコメンド、BIなどさまざまな機能がAll in Oneで提供されているため、データの連携などが不要で、非常に使い勝手が良いと実際に感じています。複数の機能の利用をAll in Oneで利用したいと思っている企業様の場合は、b→dashはおすすめです。
━━ありがとうございました。