マネ―フォワードベンチャーパートナーズは、HIRAC FUNDにおいて、タイムリープに出資を行った。同出資は、ジャフコ グループ、VOYAGE VENTURESと共同で実施し、総額は約1.8億円となった。
2020年12月、パーソル総合研究所・中央大学より「サービス業においておよそ400万人の人出が不足する」という未来推計が発表された。また、2020年2月の厚生労働省による労働経済動向調査では、2020年2月1日現在の全産業の欠員率(未充足求人数/常用労働者数)2.8%に対して、宿泊・サービス業は4.5%と大幅に上回っており、サービス業における生産性の向上が必要であることがうかがえる。さらにそれらの背景に昨年からの新型コロナウイルス感染症拡大も加わり、サービス業におけるDXは今後ますます急務となっていくものと考えられる。
2019年6月に設立したタイムリープは、どこからでも・どこへでも接客ができるSaaS型遠隔接客サービス「RURA」を提供することでこれらの社会課題にアプローチし、ホテル・商業施設・シェアオフィス・小売業など多様な業界での導入を目指しているという。
HIRAC FUNDは、タイムリープの強力なチーム、サービス業におけるDX化ニーズの高まりなどに可能性を感じ、同出資を決定。今後は、資金面に加え、財務戦略、採用・組織づくり、営業、広報などさまざまな領域にて、タイムリープを支援していく考え。