ドリーム・アーツは、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(スマートデービー)」が、法人・個人事業主向けのEコマース事業「Amazonビジネス」とAPI連携(パンチアウト連携)したことを発表した。これによりSmartDBを利用しているユーザーはSmartDB内での承認ワークフローをもとにAmazonビジネスで購買できるようになり、管理負荷の大幅軽減を図ることができるという。
SmartDBは、複雑な承認プロセスをもつ社内の申請業務をペーパーレスで決裁できるワークフロー機能と、細やかな権限設定ができる文書管理機能を備えた大企業向け業務デジタル化クラウド。
豊富な品揃えを取り揃えるAmazonビジネスは、商品購入から配送までが迅速で、企業のルールによって請求書払いなどの決済方法を選ぶことができる。
これまで一般的な大企業の従業員が必要なものをAmazonで購買する場合、申請者がまず購入する商品の価格を調べて購入申請を行い、ECサイトにログインして購入していた。そのあとは費用を立て替えて経費申請を行うか、経理部門が企業アカウントで該当商品を購入する手続きを行っていた。購入金額や申請者によっては支払い方法や商品配送先が異なるなど企業によって購買ルールが存在し、手間がかかっていたという。
両サービスがAPIで連携することにより、SmartDBで購入申請が承認されると、API経由でAmazonビジネスと連携し、自動で発注。購入可能者の権限付与や送付先住所管理はSmartDBで実現するため、経理部門での管理が柔軟になり、負荷が軽減されるとのこと。
具体的なフローとしては、Amazonビジネスで商品を選択し、カートの「承認を依頼する」ボタンをクリックすると、購入した商品の情報が自動的にSmartDBの備品購入申請に登録され、そのまま申請業務を開始できる。なお、配送料については、あらかじめ登録された拠点の住所をもとに注文時に自動計算される仕組みとなっている。
同API連携で、購入時に必要な情報を毎回入力しなくて済み、内部統制強化に加え、テレワーク環境においても業務に必要な物品をスムーズに入手することが可能になる。