MMD研究所は、「2021年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」においてスマホ非接触決済サービスの6サービスのメイン利用者18歳~69歳の男女600人を対象に2021年7月1日~7月5日の期間で「2021年7月スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」を実施した。
スマホ非接触決済サービスの6サービスをメイン利用している18歳~69歳の男女600人を対象に、現在メインで利用しているスマホ非接触決済サービスを知ったきっかけを聞いたところ、「公式サイト」が17.8%、次いで「店舗の案内やポスター」が12.7%、「WEBメディアの記事」が9.5%という結果になった。
これをサービス別(各n=100)に上位5位までの項目を抜き出してみると、iD、楽天Edy、QUICPayのトップは「公式サイト」、モバイルSuicaは「友人、知人から聞いた」、nanacoモバイル、モバイルWAONは「店舗の案内やポスター」という結果になった。
スマホ非接触決済サービスの6サービスをメイン利用している600人を対象に、メインで利用しているスマホ非接触決済サービスを使い始めた理由を聞いたところ(複数回答可)、「会計がスピーディーに終わるから」が34.0%、次いで「ポイントがたくさん貯まるから」が32.0%、「クレジットカード登録をすればカードを出さなくて済むから」が23.8%となった。
これをサービス別(各n=100)に上位5位までの項目を抜き出してみると、iD、モバイルSuica、QUICPay、nanacoモバイルのトップは「会計がスピーディーに終わるから」、楽天Edy、モバイルWAONは「ポイントがたくさん貯まるから」という結果になった。
スマホ非接触決済サービスの6サービスをメイン利用している各サービス利用者(各n=100)に、そのサービスの利用頻度を聞いたところ、「1週間に1回以上利用する」という回答は各サービス別で、「モバイルWAON」が71.0%、「モバイルSuica」が61.0%、「QUICPay」が59.0%、「iD」が58.0%、「楽天Edy」と「nanacoモバイル」が54.0%となった。
スマホ非接触決済サービスの6サービスをメイン利用している各サービス利用者(各n=100)に、メインで利用しているスマホ非接触決済サービスの満足度を「お得部門」「アプリデザイン部門」「利便性部門」「信頼部門」の4部門においてそれぞれ聞いたところ、お得部門、アプリデザイン部門は「モバイルWAON」、利便性部門、信頼部門は「QUICPay」がそれぞれ部門トップとなり、総合満足度は「モバイルWAON」がトップとなった。
各部門で聞いた項目
- 「お得部門」…キャンペーンの頻度、ポイント還元率、還元されるポイントの分かりやすさ
- 「アプリデザイン部門」…操作の分かりやすさ、利用した金額(残高)の分かりやすさ、見た目の良さ
- 「利便性部門」…使える場所(店舗・EC)の多さ、店員の理解度、チャージ方法の豊富さ
- 「信頼部門」…セキュリティ、企業の信頼性、使える場所の分かりやすさ
スマホ非接触決済サービスの6サービスをメイン利用している各サービス利用者(各n=100)に、メインで利用している非接触決済サービスを家族や友人におすすめしたいかどうか10点満点の点数をつけてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を出したところ、9点から10点をつけた推奨者は10.0%、7点から8点をつけた中立者は41.5%、0点から6点をつけた批判者は48.5%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-38.5となった。サービス別のNPSは、「QUICPay」が-21.0で最も高い結果となった。
「2021年7月スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」調査概要
- 調査期間:2021年7月1日~7月5日
- 有効回答:600人/iD(n=100)、モバイルSuica(n=100)、楽天Edy(n=100)、QUICPay(n=100)、nanacoモバイル(n=100)、モバイルWAON(n=100)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:18歳から69歳の上記スマホ非接触決済サービスをメイン利用している男女
- 設問数:9問