ハタプロが開発を行っている「ZUKKU(ズック)」は、手のひらサイズのマーケティング支援AIロボット。
SIMカード内蔵、スイッチひとつで稼働し特殊な設定なく通信につながり、自律思考しプライバシーを侵害しないセキュアな形式でデータを取得・解析、 人を手助けするさまざまな提案や行動を促進する。
今回、 小売業向けに次世代の販売促進パートナーとしての役割を目指すため、「ZUKKU(ズック)」とセットで使える状況に合わせてリアルタイムに変化する、 後付可能なインタラクティブサイネージシステムを開発した。
ZUKKUで取得した識別データを、 IBMのBluemixおよびWatsonをベースとしたハタプロのクラウド型マーケティング管理システムに蓄積して可視化、 将来的には売り場の需要予測や販促施策立案、付随するデジタルサイネージ広告配信の自動最適化なども実施できるようAIの精度を高めていくとのこと。
今回、 ZUKKUを導入する伊勢丹新宿店「デジタルホビーフェス」では、小型という特徴を活かし、これまで大型ロボットでは実現できなかった、 主要商品やタッチポイントなどの最適な場所に設置。来場者の満足度向上を目指すべく、以下のような実証実験を行う。
- 来店した顧客の属性情報を自動で集計分析し、最適な商品提案
- 顧客分析をし、 顧客が興味をもった商品の案内
- 店頭の混雑状況を把握し、 人員配置の効率化
伊勢丹新宿店「デジタルホビーフェス」は、昨今注目を浴び、 さまざまなアイテムが登場しているデジタルトイを、 伊勢丹新宿店本館6階=センターパークで販売・展示するというもの。