イオングループで総合スーパー事業を展開するイオンリテールは、新生銀行のグループ会社であるアプラスと、中国人向けモバイル決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」の利用契約を締結。2016年11月1日(火)より、WeChat Payの取り扱いを開始した。
イオンリテールは、総合スーパーマーケットのイオンなどを、国内で388店舗(2016年2月末現在)展開。訪日中国人客の消費が最も多い「イオン成田店」から、WeChat Payでの決済導入を開始した。
また同社は2016年8月に、訪日中国人客を対象とした商品の事前購入予約専用ウェブサイト、「イオンジャパン まんきつ予約サイト」を開設。食品や化粧品、ベビー用品など、ユーザーが事前に購入予約した商品を、店舗の窓口で受け渡すサービスを行っている。
このためイオン成田店では、購入予約した商品の決済にもWeChat Payを使用可能にし、訪日中国人客の利便性向上を図る。イオンリテールでは、イオン成田店での導入を皮切りに、イオングループの関連会社を含め、訪日中国人客の来店が多い店舗へ、順次WeChat Payの導入を拡大する方針だ。