UIデザイン会社グッドパッチが提供する「Prott」は、Webサイトやアプリ、サービスを開発するデザイナー、エンジニア、ディレクターなどがチームで作業を行うときに利用するプロトタイピングツール。
画面の手描きスケッチや画像ファイルを読み込み、操作や画面遷移を実際のアプリやサイトのように設定することで、簡単にプロトタイプを作成することができる。また、プロトタイプを軸にチームのコミュニケーションをより円滑にすることを目指しており、SlackやHipchatなどの外部サービスとのAPI連携にも対応している。
今回、グッドパッチは「Prott」の遷移図作成機能をベータリリースした。今までデザイナーやディレクターは、制作時にプロトタイプと画面遷移図を両方更新する必要があったが、画面遷移図機能を使用すると作成中のプロトタイプの遷移やデザインがそのまま反映された画面遷移図を書き出すことができる。
また、全体の画面数や導線などを俯瞰できることでサービスの流れを把握しやすくなり、ユーザー体験の向上にも貢献。現段階では画面遷移図の出力はPNG、PDFで可能となっており、今後は画面遷移図上での自由配置機能や各遷移に対するメモ機能などの提供を予定している。この新機能は、Proプラン以上のすべてのユーザーが利用できるほか、新規登録ユーザーには1カ月間のトライアル提供、既存ユーザーには2週間のトライアル提供を行う。