電通デジタルと電通は、独自の生活者意識調査データを活用した生成AIツールを開発し、国内電通グループ各社で運用を開始した。同ツールは、商品・ブランドごとに最適なマーケティングターゲットの探索を短時間で行い、選定されたターゲットに向けた広告メッセージのコンセプト案を複数出力する機能を持つ。
従来、プランナーが数時間かけていたデータ分析とメッセージ案作成を、同ツールでは数分で実施可能となる。さらに、戦略プランナーの知見を取り入れて完成度を高めたメッセージコンセプトを、既に運用をしているAIコピーライター「AICO2」と連携させることで、各ターゲット向けの広告コピー生成まで一貫して対応できる。
必要な分析には、電通独自の「COSMOS DATA」に蓄積された137商品カテゴリー・4,915銘柄のパネルデータが活用されている。これにより、広告戦略の最重要工程であるターゲット設定と魅力分析の精度、スピード向上が期待されるという。
