電通は、2024年1月に発表した次世代マーケティングモデル「Marketing For Growth」を国内外のBtoB領域にも展開し、「Marketing For Growth B2B」として2024年8月19日より提供開始した。
同サービスでは、BtoBマーケティングトレンドに対応し、インテントデータやAIを活用する。顧客企業の国内外の事業展開に、より高いマーケティング投資対効果を実現するとのこと。なお、同社はBtoB領域特有のマーケティング課題に対し、次の支援を行うとしている。
独自のデータベースと外部インテントデータを用いたABX(アカウントベースドエクスペリエンス)支援
国内市場
電通独自のインテントデータをベースに、外部データと掛け合わせて精度の高いターゲティングを実現。Cookieに依存しない環境においても、そのターゲティング精度を維持することで、将来的にも効率的なリーチを可能にする。
グローバル市場
欧米・アジアにおいて1,000人規模のコンサルタントが活躍する「dentsu B2B グローバル・プラクティス」チームと連携。今後、さらにBX(ビジネストランスフォーメーション)、クリエイティブ、メディア、顧客体験マネジメント(CXM)、コマース、データテクノロジーなど、あらゆるサービスを統合し、海外市場での日本企業の事業成長も支援する。特にインテントデータを活用したマーケティングが進む米国市場においては、9,000万人規模のIDデータを保有するプラットフォーム「Merkury」を活用し、精度の高いターゲティングによるマーケティング支援を強化している。
BtoB領域専門コンサルタントの知見とAIソリューションを駆使した支援
電通グループでは、BtoBマーケティングトレンドに対応し、2020年に発足した国内電通グループ横断組織である「電通B2Bイニシアティブ」や、グローバル市場でBtoBソリューションを提供する「dentsu B2B グローバル・プラクティス」チームを中心に、BtoBビジネスの課題解決に特化した専門コンサルタントが、国内外問わずAIソリューションとともに顧客企業マーケティング活動を支援する。
具体的には、BtoB事業のグロース活動における戦略立案・組織構築から、AIを活用したコンテンツ生成やメディアプランニングまで、これまで培った専門知識とAI技術を駆使し、多岐にわたる意思決定支援を展開する。