生体認証や画像認識サービスを展開するELEMENTSは、ファッションEC企業向け画像生成AIツール「SugeKae(スゲカエ)」に、商品画像の色味を一括調整する機能を搭載した。これにより、人手で1枚あたり3分程度かかっていた色調整作業を約5秒に短縮。約97%の工数を削減することで、画像編集作業の大幅な効率化を実現する。
「SugeKae」は、ファッションEC企業向けに提供しているツールで、元データと参照画像をアップロードすれば、背景やコーディネート、商品のカラーをすげ替えられる。
今回搭載された色温度調整機能は、トップスやボトムスなど対象範囲を自動選定し、商品画像の色味を自動で一括調整するもの。100枚の画像処理を迅速におこない、画像編集作業を効率化する。これにより、企業は工数をかけずに実物に近い画像を用意できるという。
色温度調整機能のポイント
一括色調整
参照画像をベースに構図の異なる画像でも対象範囲を自動選定し、最大100枚を一括調整できる。
工数削減
色調整の作業時間を約97%削減。同社調べでは、人手で1枚3分かかる作業を5秒に短縮できるとのこと。
高精度な調整
参照元となる画像の色温度データをAIに学習させ、異なる見た目の服の色を正しい色に再生成する。AIが光や影の複雑な色も高精度に調整する。