サッポログループ物流は、持続可能な物流体制の維持や構築に向け、2024年4月1日に広島県広島市に「サッポロビール広島物流センター」を新設することを発表した。
同社は2020年頃より、全国の配送において150km圏内を上限とする物流拠点再編を推進。運行管理の可視化システムの活用とともに、トラックドライバーの拘束時間の短縮に努めている。
今回、新たな物流拠点として「サッポロビール広島物流センター」を開設し、これまでサッポロビール九州日田工場から出荷していた広島県と島根県エリアへの配送を、同センター経由にすることで、トラックドライバーの長距離運行の緩和とトラックの回転率向上を目指す。
また、食品飲料の配送においても、2024年3月25日に「ポッカサッポロフード&ビバレッジ埼玉加須物流センター(埼玉県加須市)」を新設。これまで「ポッカサッポロフード&ビバレッジ北関東物流センター(群馬県伊勢崎市)」から配送していたエリアの一部を当センターに移管することで、配送距離の削減だけでなく、トラックの発着や庫内作業の集中を緩和。ドライバーの拘束時間削減を実現するとしている。