コマースロボティクスは、発注に悩みを抱えるEC事業者向けに「コマースロボEOS」の提供を開始した。
同システムにより、これまで属人的におこなわれていた在庫分析や発注業務のデジタル化と可視化が可能に。在庫最適化し、EC売上、収益、資金繰りの改善が可能となる。
コマースロボEOSは、在庫分析機能、発注機能の両方を提供する新たなクラウドサービス。SKUごとの商品力を可視化して、ECの売上・利益アップに貢献する。
受注管理システム(OMS:Order management system)と、倉庫管理システム(WMS:Warehouse management system)が一体となった「コマースロボ」と自動連携している発注管理システムにより、在庫の動きを分析。出荷数をもとに「いつ」「何を」「どれくらい」発注すべきかを自動で算出する。
これまで熟練した発注担当者の勘で成り立っていた発注業務をどの担当者でもおこなえるようになるだけでなく、在庫分析および発注業務のデジタル化によって在庫の最適化や売上、収益、資金繰りの改善に貢献するとしている。
コマースロボEOSの機能
発注推奨データ自動作成
毎日需要を予測し、在庫対応日数を計算。発注点チェック、発注推奨データを自動的に作成する。
運用ノウハウも提供
「コマースロボEOS」では、運用ノウハウも同時に提供。在庫分析機能を活用して、売れ筋商品、有力商品を選定し、売込み仮説を構築。C、Dランク商品は特売などによる販売施策を打つことで在庫の無駄を削減し、昨今注目されているSDGsにも対応する。
コマースロボEOSの3つの特徴
在庫分析
売上ベース、出荷数ベース、粗利ベースで週間、月間ABC分析が可能に。また、SKUごとに在庫回転数、在庫回転日数分析もできる。
需要予測
需要予測は、現在の在庫数を翌日の需要予測数で割った「在庫対応日数」で何日分の在庫があるかを算出。同システムではその計算を自動でおこなう。
適正在庫管理
発注タイミングと発注量を最適化し、欠品せず、過剰在庫にもならない範囲での適正な在庫数を発注できるようにサポートをおこなう。
発注方式
SKUごとに不定期不定量発注、定期発注、補充型発注、受注発注の4種類の発注方式を設定でき、商品ごとの特徴に合わせた発注設定が可能となる。