TSIホールディングスは、展開する一部ブランドにおいて、Stack社が提供する大手小売企業向け基幹システム「SQ(エスキュー)」を用いたPoCを開始した。
同社は、デジタルを中心に目まぐるしく変化するビジネス環境への対応として、「常に進化し続けるビジネス要件・顧客要件に対して、柔軟性高くアジリティを確保できるシステムアーキテクチャー」の検討を、かねてより実施している。
今回、資本業務提携を行うStackによる「SQ β版」のリリースにともない、TSIホールディングスでShopifyを導入する一部事業において、将来的な適用可能性・適用範囲を含めた検証を双方で行うことについて、合意した。
次世代の基幹システムサービス「SQ (エスキュー)」について
「SQ」はShopifyの拡張機能を提供するStackが提供する、次世代の基幹システムSaaSプロダクト。アパレルなどを販売する年商50億円以上の大手小売企業を対象とし、既存のレガシーなシステムを置き換え、企業が常に進化し続けるビジネス要件を満たしながら変化に迅速に対応できるインフラを整備する。長期的に事業を成長させるために必要な機能、API、データベース、分析ツールといったシステムを、フルセットで提供するサービスとなっている。
TSIでのSQを使ったPoCについて
今回のPoCでは、同社傘下の一部ブランドにおけるShopify導入に合わせ、OMOを促進・推進する新たな顧客とブランド事業の関係性を視野に入れた活動の一環と位置づけているとのこと。
既存のシステムとは異なる新たなアーキテクチャ・構築方法を用いた「SQ」が提供する接続API/IF機能を適用し、「Shopify」と「SQ」および、同社「基幹システム」と連携し、検証を行う。