株式会社いつもは、2023年11月より杭州直行便供应链有限公司(以下、SNIFF)と提携し、主に日本のEC事業者や個人クリエイター、インフルエンサーを対象に、中国国内で流通する商品やOEM・ODMによる商品の製造を行う商品企画支援サービスの提供を開始すると発表。なお、同社は本事業の展開を行うため、2023年10月に100%子会社の株式会社いつも.SNIFFを設立している。
SNIFFは、主に日本のECセラーに対し、あらゆる商品の調達から日本基準の検品体制、倉庫保管、日本国内への国際輸送など海外からの調達・仕入業務を一気通貫で提供する「THE直行便」サービスを提供する企業。この実績が評価され、AlibabaグループのBtoBプラットフォーム「1688.com」と日本市場向けの戦略的パートナーシップ契約を締結している。
いつもとSNIFFの協業の背景には、SHIENやTemuなど低価格戦略を中心としたグローバルな越境EC企業の拡大があるという。これらが今後の日本の小売市場に大きな影響を与えると考え、アリババのサプライチェーンやビックデータを活用した小ロット多品種や顧客企業の商品戦略にあわせたOEM・ODMによる商品製造、いつもが所有するECデータや海外のAIテックを融合したトレンド予測やリサーチ、デザイン支援機能を有する商品企画支援サービスの提供を決定。自由自在なモノづくりのサービス提供を実現する。