祇園辻利から、45年ぶりとなる新ブランド「ぶぶる」が誕生した。また、京都駅2階新幹線中央口前の商業エリア、アスティ京都(ジェイアール東海関西開発株式会社運営)内の「ASTY SQUARE(アスティ スクエア)」に、「ぶぶる」の店舗が開店することも発表している。
同社は、いつもそばにある「お茶」から人々の心と体を整え、潤す体験を届けたいと熟考を重ね、新ブランドを構想。名称には、京言葉でお茶を意味する「ぶぶ」を採用し、体験、すなわち「ぶぶ“る”(動詞)」とすることで、飲む食べるに加え、“自分らしい暮らしに合った、お茶の愉しみ方”というスタイルを切り拓くことへの決意が込められているという。
お茶の多様な味わいと香りの最前線を提供する「ぶぶる」について
「ぶぶる」では、あえてファンの多い「抹茶(碾茶)」ではなく、茶葉の素材に応じた使い分けを可能とする老舗ならではの知見と技術でしか成し得ない「揉み茶(煎茶、玉露、ほうじ茶、玄米茶など)」を軸とした商品ラインナップで、これまでにない市場を開拓。
京都駅2階新幹線中央口前、近鉄京都駅の改札付近に構える商業エリア「ASTY SQUARE」にブランド第1号店を出店する。
そして、朝昼晩、春夏秋冬、特別な日、気持ちを入れ替えたいときなど、1人ひとり、毎日のコンディションに合わせ自分らしい、心地よいひとときを愉しむそばに同ブランドがいることを目指し、メニューを開発。
特に「ドリンクジャンル」では、スカッシュやティーシェイク、ティーラテ、オーガニック、ノンカフェインなどの全8種を用意。さらに、本格的なエスプレッソでの抽出を可能にする茶葉専用ミル機を取り入れるなど、ドリンクに応じた「淹れ方」にも工夫している。
また、ライチやクランベリーといった「フルーツ」や、カモミール、レモンマートル、といった「ハーブ」、お茶の濃度を組み合わせた100通り以上の味わいを提案する。そのほかにも、「揉み茶」の茶葉を練り込んだパンとソイバターを使用し、お惣菜やスイーツとして京都らしさを味わえる「ぶぶるさんど」や、そば粉を使用せずヘルシーかつ豊富な栄養が注目されている「シーウィードヌードル(わかめ麺)」に、海苔の風味を彷彿させうま味が食欲をそそる「玉露」の特製つゆをかけて食べる新感覚フード「ぶぶるヌードル」など全6商品が登場する。
ドリンクやフードはイートインだけでなく、テイクアウト(モバイルオーダー可)にも対応し、京都の食文化を築いてきた「お茶」の新たなスタイル“ぶぶる”を全国に広げていけるように準備中とのこと。「お土産」の物販についても、詳細が固まり次第発表予定だという。