EC商品検索・レビュー・ハッシュタグ・OMOソリューションを開発販売するZETAは、「ZETA CXシリーズ」の主力製品である「ZETA SEARCH」のチャット拡張オプションである『ZETA SEARCH CHAT EXTENSION』をアップグレードし、OpenAI社の「ChatGPT」に対応したことを発表した。
2022年11月に一般公開されたOpenAI社の対話型AIの「ChatGPT」は、自然言語で対話ができるAIとして注目されて大きな期待を寄せられており、2019年より同社に投資をしてきた米マイクロソフトが先日複数年で数十億ドルの追加投資をすることを発表している。
同ソリューションは最先端のAI言語モデルである「GPT-3.5」をベースに開発されており、強化学習(2021年までのデータ)により英語・中国語・日本語などの複数言語や、政治・経済・文化・歴史などさまざまな分野の情報を認識し、人間の会話のような精度で自然なテキストを生成できる。これまでのテストでは、リクエストに対して小説や論文を書く・プログラミングのコードを書く・文章を翻訳するなどのタスクをチャット形式で行えることが確認されている。
ZETAではEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」の拡張製品として、チャット型検索エンジン『ZETA SEARCH CHAT EXT』を2020年4月より提供。同製品は、チャットボットとの連携により、対話やウィザード形式で商品検索やサイト内検索を行えるエンジンとなっている。
今回、「ChatGPT」を採用することで、チャットボット特有の機械的なやり取りがスムースな会話形式となり、入力情報に基づいて最適な情報を提案する「ZETA SEARCH」の技術との掛け合わせによって、店舗スタッフやオペレーターとの会話のようなコミュニケーションの実現が期待できるという。